デジカメレビュー
ギズモン
Utulens 32mm/F16
ソニーEマウント
発表以来、一部で話題のレンズを実は発売した時に入手しておりました。
執筆開始時、新しいのが出るという発表がありましたが、
今頃、公開致します。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
GIZMON Utulens 32mm/F16(7174)は、
2017年12月に発売されたSONY FEマウント用のレンズです。
家電量販店の販売価格は3,980円でございます。
このレンズ、
写ルンですのレンズを再利用した事が特徴のレンズでございます。
1群1枚のレンズをそのまま使用した事からおわかりの通り、
非常にゆるそうなレンズでございますね。
なお、再利用している写ルンですのレンズはどうやって調達したものなのだろう。
という疑問も残ります。
果たして、富士フイルムが絡んでいるのか、全くノータッチなのか。
まぁ、3月に大部分の写ルンですが生産完了になるので、
その余剰分と考える方が自然なのかもしれませんが。
付属品。
表面に貼るシートは4種類です。
前面を緩めることで若干ピント位置をずらすことが出来るようですね。
■カタログスペック
■仕様 vl1.1 | |
焦点距離 | 32mm |
35mm換算値 | 48mm相当(1.5倍時) |
開放F値 | F16 |
絞り羽根数 | x |
最短撮影距離 | 1m |
最大撮影倍率 | – |
レンズ構成 | 1群1枚 |
フィルター経 | x |
フルサイズ対応 | ○ |
超音波モーター | x |
手ぶれ補正 | x |
防塵防滴設計 | x |
フルタイムマニュアル | x |
極端に暗いですが、
高感度で撮影できる昨今のカメラであれば、
それほど問題はなさそうです。
■デザイン・メカ・インターフェイス
見た目通りの感じです。
薄く、軽く、安っぽい。
しかし、それがいいのでございます。
なお、L39のマウントアダプタが付属しており、
それを装着してのレンズになるのですが、
マウントアダプタの方が重たいです。
何かの部品のような風貌です。
■画質・撮影
基本的にはシャッターボタンを押すだけというレンズでございます。
F16ということで、
ほぼパンフォーカスでございますが、
なんというか、撮ってる時は楽しいですね。
ピント位置の調整は一応できますが、
基本的には写ルンですと同じ条件と思われる、
デフォルトで撮影するのがいい感じでございました。
レンズ自体は写ルンですのレンズということで、
こんなもんでございます。
撮影している時は意外とちゃんと写るレンズだなと思いましたが、
取り込んでみると、解像感はあまりないですね。
ピントは総じて甘く、
逆光耐性は皆無なので、
フレアが盛大に出ます。
トイレンズとしては割りとちゃんとしており、
使い所がちょっとむずかしいところでございます。
なお、32mmと表記しておりますが、
気持ち望遠気味にような気がします。
画像
作例は全てSONY α7S II で撮影しております。
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