デジカメレビュー
リコー
ペンタックス KP
ペンタの意欲作でございますね。
K-3IIの後継機ではなく、K-70よりも上という、
そういうクラスの一眼レフカメラでございます。
Nikon Dfもそうですが、
成熟期だからこそ、
性能だけを求めないカメラというのが多く登場しましたね。
このKPのその部類でございまして、
かつての小型・軽量一眼レフであり、
ちょっとしたクラシカルなデザインなカメラでございます。
PENTAX KPは、
結構よく出来たカメラでございます。
スペック
■センサー・仕様 | |
マウント | PENTAX Kマウント |
センサーサイズ/センサー | APS-C(23.5×15.6mm) CMOSセンサー ローパスフィルターレス |
画素数 | 2496万画素(有効画素数2432万画素) |
映像エンジン | PRIME IV |
液晶 | 3インチTFT液晶搭載(チルト液晶) 92.1万ドット |
ファインダー | ペンタプリズムファインダー 0.95倍/視野率100% |
オートフォーカス | SAFOX 11 27点測距(クロスセンサー25点) -3~18EV |
ISO感度 | 100-819200 |
シャッタースピード | 1/6000〜30秒/バルブ |
連写性能 | 7コマ/秒 |
手ぶれ補正 | ○ |
Wi-Fi | ◯ |
■基本仕様 | |
仕様メディア | SD/SDHC/SDXC |
使用電源 | 専用充電池 (D-LI109) |
動画撮影機能 | 1920x1080(60i |
記録形式 | MOV |
音声記録 | ◯ |
録画時間 | 25分 |
防滴 | ○ |
防塵 | ○ |
基本性能は極めて高いです。
K-1のエッセンスを多くつぎ込んでおりますので、
性能の高さも伺えますね。
一方で、液晶ディスプレーが世代遅れだったりと、
削る分は削る感じですね。
・デザイン・メカ・インターフェイス
ブラックですとまたちょっと違う印象でございます。
どことなくバケペンに似ていなくもないですが、
見た目以上にコンパクトでございます。
どうも、本体を薄くするブレイクスルーがあったそうでございますね。
ただ、軽くはないですけどね。
造りはほどほどしっかりしておりまして、
所有欲は満たせると思います。
操作系はK-1を踏襲しており、
ただクラシカルなデザインというわけでは無いですね。
ただ、インターフェイスに関してはK-3とはだいぶ違う為、
ちょっと触ったぐらいでは慣れないぐらいでございます。
握りやすく、
持ちやすい点は非常に評価出来ますが、
トリプルダイヤルはやはり、使いやすいとは言えません。
特に、ダイヤル配置に関してはもう少しどうにかならなかったのかという感じでございまして、
回しづらいし、ファインダーを覗くとどれをいじったのかがイマイチ分からない状態でございますね。
較
存在感のあるデザインでございます。
このダイヤルはNikonDfもそうですが、
あまり使いやすくはないです。
グリップは変えられます。
ちゃんとケーブルレリーズも付けられますよ。
SDカードは1スロット
フィリピン製です。
バッテリーはK-70など、
下位機種のものを使用します。
本体が薄いからしょうがないですけどね。
上部
このダイヤルを回すと、
後ろのダイヤルの機能が変わります。
液晶はチルトですが、
チルトのほうが扱いやすいですね。
レンズを付けてみました。
・機能・仕様
ペンタ機共通ではございますが、
起動は若干のもたつきがあります。
更に、スリープから解除するときにも結構もたつきがありますね。
操作性に関してはK-3からであればかなり悩みます。
フォーカス、操作切り替えが変な所に移動したり、
上記の通り、ダイヤル周りの操作にしかりでございますが、
そこは慣れでございますね。
メニューインターフェイスに関しては良くも悪くもペンタでございますし、
これに関しては独特としかいいようが無いですね。
液晶は見づらく、
露出がすごくアンダーだなと思ったら、
液晶の問題だった事もございました。
ホワイトバランスの挙動もK-3から変わった感じで、
別物になっておりますね。
バッテリーはあまり持たないので、
予備がほしいところでございました。
●AF周り・画質
レンズによってはだいぶ早くなっておりますね。
ただ、35mmリミテッド辺りは結構しんどいですけどね。
発色は好き嫌いが別れる所でしょうか。
鮮やかななのは相変わらずではありますが、
今までのペンタとはまたちょっと違う感じではありました。








執筆日:2017/05/13
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