デジカメレビュー
コシナ
Carl Zeiss Distagon T* 1.4/35 ZE
EFマウント
ついにこのレンズを購入してしまいました。
新品といえば新品でございますが、
あの、カールツァイスのレンズでございますね。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
Carl Zeiss Distagon T* 1.4/35 ZEは、
2011年08月に発売されたキヤノンEFマウント用のレンズです。
メーカー希望小売価格は194,000円でございます。
購入金額は決して安くなかったですが、
そろそろ、ちゃんとしたレンズを使ってみようかなーと思って思い切って購入したのでございます。
まぁ、ツァイスなレンズは持っているっていっちゃ持っているんですけどね。
なお、
キヤノンのカメラで使うのではなく、
何故かα7sIIで使うために購入したのです。
■カタログスペック
■仕様 vl1.1 | |
焦点距離 | 35mm |
35mm換算値 | 56mm相当 |
開放F値 | F1.4 |
絞り羽根数 | 9枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 1:5 |
レンズ構成 | 9群11枚 |
フィルター経 | 72 |
フルサイズ対応 | ○ |
超音波モーター | x |
手ぶれ補正 | x |
防塵防滴設計 | x |
フルタイムマニュアル | ○ |
手ぶれ補正どころか、オートフォーカスですら無いレンズですが、
ZEマウントですので、電磁絞りでございます。
■デザイン・メカ・インターフェイス


工業製品。
そんな言葉が似合います。



これはこれで古めかしさはないです。



そして、Tスターコーティング






付けてみます。

■画質・撮影
ピント合わせは非常にしやすいです。
ただ、F1.4ということでピントは非常に薄いので、
光学ファインダーで合わせられる気がしません。
画質に関しては、言わずもがな。
ツァイスらしい高コントラストではっきりくっきりとした描写。
絞り開放からシャープで、凄まじい感じですね。
ピントが合った部分が浮き上がるような描写で、
ボケ味は好き嫌いが別れますが、
個人的にはなかなか驚きです。
フレアについては、
マウントアダプタ側のせいなのかもしれませんが、
強い光源が入ると盛大なフレアが出ますね。
使いようではございますが、
ちょっと困っています。
総合的には大満足でございました。
なお、コムライト製のマウントアダプタでしっかり絞りの制御が出来ました。
画像
作例はSONY α7S IIとCM-EF-NEXの組み合わせで行っています。
強い光源が入るとこのようにフレアが出ます。
執筆日:2017/01/13
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コメント
ツァイスでも本家ツァイス、コシナツァイス、ソニーツァイス、京セラツァイスと混在していてややこしいと思われるのですがマイニアさんはあんまり気にしていないようなのですね。似たようなライカが交換レンズはパナソニックくらいにしかライセンスしていないのと対照的に感じます。元がボディ屋っぽいからだからなのかもしれませんが。一体型機器まで含めると何個ライセンスしているのか分からなくなってしまいます。
交換レンズという観点からすると実に様々なメーカーから出ておりますね。
ブランドやレンズという観点からいえば、ライカもツァイスも割りと色々なメーカーのものに採用されておりますね。
交換レンズに関しては個人的にはコシナで十分だと思います。
ツァイスの精神と設計のリファレンスモデルですし。
本当の通の方は西ドイツ製しか認めないという方もいらっしゃるみたいですけどねw
生き残るために過去の資産を安売り状態でもブランド貸し商売をしているというのもあるのでしょう。あまりブランド貸しをしていなくてちょっと前にノキアのスマホのデジカメユニットに名前を貸していたくらいのハッセルブラッドは中国資本に買収されましたし。もちろん中判など業務用ベースの会社なので比較されがちな他の独光学メーカーなどとは異質ですが。
西ドイツしか認めないとなると小文字コンタックスまで遡らなければならない気が…
一時のライカもそんな感じでしたね。
ハッセルに関しては意外ではありましたが、
結構前からそんな感じでしたからね。
大判・中判カメラ業界はだいぶ厳しい状態ですので、
逆に中国資本が入っても生き残ってくれた方がありがたいですね。
最近の流れに乗ってタムロンもブロニカを復活させて欲しいものです。
商業的にかなり難しいですが。
まぁ、そういう方もいらっしゃると言うことでw