デジカメレビュー
シグマ
12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL
αAマウント
一時は世界で最もワイドな超広角ズームレンズという立ち位置でございましたが、
とてつもなく広大な空間を切り取ることが出来る夢のレンズでございます。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICALは、
2004年01月に発売されたソニーαAマウント用のレンズです。
メーカー希望小売価格は99,000円前後でございます。
執筆時はII型が出てだいぶ経ち、
アートラインになった新型が発表されたぐらいでございますが、
何故この時点でI型を購入したのか。
単純に安かったからでございます。
α33、α55対応ということで、
そこそこ新しいようですね。
・カタログスペック
■仕様 vl1.1 | |
焦点距離 | 12-24mm |
35mm換算値 | 18-36mm相当 |
開放F値 | F4.5-5.6 |
絞り羽根数 | 6枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 0.141倍 |
レンズ構成 | 12群16枚 |
フィルター経 | x |
フルサイズ対応 | ○ |
超音波モーター | x |
手ぶれ補正 | x |
防塵防滴設計 | x |
フルタイムマニュアル | x |
発売した時期は未だにフルサイズの一眼レフが出ておりませんし、
SSM改造していないα9やα7あたりをターゲットにしていたという感じなのでしょうかね。
仕様上しょうがないです。
・デザイン・メカ・インターフェイス

金のリングが付いております。
レンズは相当出っ張っておりますが、
フード内蔵のため安心といえば安心です。
ただ、やはり大きく重たいので、
SONY α7S IIとの組み合わせにおいては結構仰々しいです。
質感は悪くなく、
これはこれでいいのではないでしょうか。
なお、II型はもっと大きいです。





当然日本製です。





付属でキャップ付きのかぶせキャップが付いてきます。
フロントレンズキャップを外すと、
APS-C機でフィルターが取り付けられるようになりますが、
焦点距離が1.6倍になるキヤノン製以外のAPS-C機では広角端ではケラられる模様。



特に記事にはしないということで。


・画質・撮影
AFはこんなもんだと思います。
元々測距点の狭いSONY α7S IIでございますので、
こんなもんではありますが、
駆動ボディ内モーターの割にはキビキビしているといえます。
画質に関しては一応、予備知識はあったものの、
結構じゃじゃ馬でございます。
中心部はシャープですが、
周辺はかなり流れますし、
かなり絞っても中心部以外はピントが来にくいので、
片ボケとか、不良品を疑ってしまいました。
ですので、あまり等倍鑑賞には向かないレンズとも言えます。
しかし、それを楽しむ事と、
そもそも、12mmという超広大で未だかつて見たことのない画角を楽しむレンズでございますので、
個人的には大満足だと思います。
それ故に使い所を見出すのが難しいレンズでもありますが。
余談ですが、
このレンズ、EXIF情報には28-80mm F3.5-5.6と認識されます。
画像
作例はSONY α7S IIとLA-EA4の組み合わせで行っています。
狭い所なんかでは非常に効果を発揮するレンズです。
周辺の流れが凄まじい例。
コメント
素朴な旅行感がいいですね
自分も負けまいと紅葉でも見にいってみたら、瓦が吹っ飛んだりブルーシート屋根の住宅や崩れた家に壊れた道路と去年との差がありすぎて何とも言えない雰囲気に…
ともかくレンズは2000年代初期の場合デジタルとフィルムが混在していた時期でしたっけ。それは現在の中古商でも混乱しているのか総合中古店などではデジタル用をフィルム用として安く売っていたりします。逆にタムロンの高倍率をデジタル用として売ってしまったりもしているのですが。
金リングはやっぱりニコンのアレですかね。
最近は素朴な旅行ばかりしております。
事情が事情なので悲しいですが、
写真は記録ですので、是非とも写真を残してください。
デジタル一眼が普及したのは割りと最近のお話ですし、
ましてはフルサイズ一眼レフが一般の人が手にできたのも結構後ですので、
テレセントリック性は考慮されていても周辺まで考えられたレンズって本当に、
ここ6~7年の話でございます。
ですので、まともに使うなら設計は最新のほうがいいですね。重たいですが・・・