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デジカメレビューソニーCyber-shot DSC-P32
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以前紹介したCyber-shot P43の前の機種でございます。
どちらにせよ、ソニーからは完全に消えた系統でございます。
サミシイ!
SONY Cyber-shot P32は、
当時の販売価格は3万円前後です。
スペック
■センサー・仕様 | |
センサーサイズ/センサー | 1/2.7型CCD |
画素数 | 320万画素 |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 1.6インチ TFT液晶(6.1万画素) |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 |
ISO感度 | 100-400 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 33mm |
F値 | F2.8 |
ズーム倍率 |
単焦点レンズ |
レンズブランド | SONY LENS |
最短撮影距離 | 10cm |
手ぶれ補正 | なし |
■基本仕様 | |
仕様メディア | メモリースティック Pro(2GBまで対応) |
使用電源 | 単三乾電池x2 |
動画撮影機能 | 640×480/30fps |
記録形式 | MPEG |
音声記録 | ○ |
録画時間 | 制限なし |
こなれたスペックだと思います。
・デザイン・メカ・インターフェイス
同年の暮れにはCyber-shot T1が発売されるということもあり、
当時はコンパクトでスタイリッシュだったが、厚ぼったくて大型液晶が積めないPシリーズをどうにかしよう。
と思ったかどうかは知りませんが、
だいぶコンパクトになっております。
ただ、その分高さがあるように見えるので、やや不格好とも言えますね。
個人的にはコロコロしてて可愛いですが。
エントリーモデルということもあり、
素材はプラスチッキー。
全体的に高級感は感じられません。
とは言え、盲腸的にあるビューファインダーや、
単焦点レンズにさりげないレンズバリアーが搭載されていたりと、
ギミックとしては面白いです。
背面は既に完成されている感じですが、
大型液晶を積むまでに至ってません。
面白いのは、
背面のゴムグリップを開けると端子類が見えること。
現在としては大きい部類でも、
当時としてはかなり小型軽量化に頑張っていた跡が見えるのです。
レンズシャッターは電動です。
メモリースティックはここに入ります。
まだ日本製の時代。
背面はだいぶ近代的ですが、
モードダイヤルの位置等、
もう少し効率よく配置できたのではないかとは思います。
バッテリー充電器付属。
ニッケル水素電池とチャージャーでしょうか
パカッ!
昔みたいにインフォリチウムSバッテリーが使えたりということではないです。
MiniB端子がついていますね。
・機能・仕様
起動は1秒以内とだいぶサクサクです。
単焦点レンズだからということもありますね。
UIも完成されているSONYでございますので、
全体的に使いやすいです。
個人的に面白いと思ったのが、
この機種、この時代でありながらオートマクロでございます。
マクロボタンがないのであれっと思いましたが、
最短撮影距離でも普通にピントが合うのが面白いです。
液晶は屋外でも見づらくはないですが、
そもそも小さくあまり精細じゃない液晶なので、
ピントがあっているかどうかはサッパリわかりません。
電池の持ちも気にならないぐらいですし、
特に目立った欠点がない、
このレビュー的には残念なタイプのカメラでございます。
●AF・画質
AFは速いですが、
マクロ域は結構アバウトです。
そして、ピントがあっているかあっていないかは液晶ではわかりづらいので、
合焦マークを見るしかないですね。
画質に関しては、
単焦点レンズということもあり、
レンズ性能は悪く無いと思います。
決まった時は中々綺麗に出るのですが、
遠景は若干苦手という感じですかね。
発色は割りとあっさりめで、
空の発色はソニーっぽい感じですが、
おとなしい感じでございます。
ただ、カラーバランスがたまにおかしくなることがありますが、
それはご愛嬌でございます。
それ以上に、低感度でもノイジーなのが気になります。
とは言え、
この時代のこの価格帯のカメラとしてはかなり頑張っている方ではないかと思います。
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