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デジカメレビュー富士フイルム(富士写真フイルム)Finepix F410
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以前紹介したFinepix F401の後継機種であり、
F402の上位機種という位置づけのようです。
青いハニカムシールが懐かしいです。
2003年3月に発売された300万画素のデジタルカメラです。
当時の販売価格は64,800円前後です。
スペック
■センサー・仕様 | |
センサーサイズ/センサー | 1/2.7型CCD(スーパーCCDハニカムIV HR) |
画素数 | 310万画素(画素補完で620万画素撮影可能) |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 1.5インチ/低温ポリシリコンTFT液晶搭載(11.8万画素) |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 |
ISO感度 | 200-800 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 38-114mm |
F値 | F2.8-4.8 |
ズーム倍率 | 3倍ズーム |
レンズブランド | FUJINON ZOOM LENS |
最短撮影距離 | 10cm |
手ぶれ補正 | なし |
■基本仕様 | |
仕様メディア | xDピクチャーカード |
使用電源 | NP-60 |
動画撮影機能 | 320×240/10fps |
記録形式 | AVI(Motion JPEG方式) |
音声記録 | ◯ |
録画時間 | 60秒 |
思えば、この辺りからハニカムの評価が変わってきたように思います。
そしてVで伝説へと。
・デザイン・メカ・インターフェイス
筐体自体はF401とさほど変化はありません。
それほど完成された筐体であると言えますが、
中身もエンジンが変わったぐらいですからね。
xDピクチャーカード搭載が大きな違いか。
筐体の高級感や、
グリップ部をスライドさせて電源が入るギミックはこの当時の箱型Finepixではおなじみの面白いギミックです。
LEDのアイデンティティーや、
レンズバリアーの可動もワクワクさせてくれます。
それに対し、背面の液晶は小さいのが残念ですが、
よく見ると、Fボタンが増えています。
丁度このボタンがつき始めた時代のようで、新しい風を感じます。
引っ張ると電源が入ります。
ポートリプリケータ的な端子を差し込むようになってます。
まだ日本製の時代
背面。
フォトモードが新設されています。
少しづつ使いやすくなろうとしてますが、
まだカーソルキーは先の話
誇らしいロゴに挟まれる。
三脚穴はプラです。
もうxDピクチャーカードの時代。
バッテリーは使いやすいNP-60でございます。
・機能・仕様
起動は3秒程度と早く、
動作も結構サクサク動いてくれます。
もうこの世代だと当たり前になりつつありますね。
フォトモードを搭載したことで、
メニューボタンとフォトボタンを駆使して割りとサクサク設定を変更することができるのでやりやすいです。
反面、ある程度慣れないと癖のある機種となってしまいますが・・・
自分の個体はだいぶくたびれているのか、
電池を抜くと設定がリセットされるのはもうしょうがないとしても、
電源が急に落ちる、フリーズする、液晶がホワイトアウトする、操作を受け付けなくなる等のトラブルが頻繁に出ます。
特に気になるのが、撮影すると数秒間、一切の操作を受け付けなくなるのです。
厳密に言えば、ズーム等は受け付けるのですが、
メニュー画面は開けないですね。
まぁ、それも古デジの醍醐味でございます。
液晶は小さいですが見やすく、
バッテリーの持ちも悪く無いです。
●AF・画質
マクロもしっかり動いてくれます。
たまにアバウトな事はありますが。画質に関しては、
IV SRやV HRと比べるとノイジーでございます。
正直言って暗部に関してはベース感度からノイズが乗るので、
IIIよりもちょっと残念な事になっています。
しかもカラーノイズですからね。
その辺りのチューニングなのでしょうか。
スッキリとしております。今の水準からするとダイナミックレンジも狭く、
暗部はノイジーという機種ではございますが、
操作性の良さも相まって、
おさんぽカメラとしては悪くない出来だと思います。
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