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デジカメレビュー富士フイルム(富士写真フイルム)Finepix F402
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スクエア型のFinepixはいま見てもかっこいいのです。
まぁ、今このデザインで登場しても売れないことは確実でございますが、
そういう時代なのです。
2002年10月に発売された200万画素のデジタルカメラです。
当時の販売価格は5万円前後です。
スペック
■センサー・仕様 | |
センサーサイズ/センサー | 1/2.7型CCD(スーパーCCDハニカムIII) |
画素数 | 210万画素(画素補完で400万画素撮影可能) |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 1.5インチ/低温ポリシリコンTFT液晶搭載(11.7万画素) |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 |
ISO感度 | 200-1600 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 39mm |
F値 | F3.2 |
ズーム倍率 | 単焦点 |
レンズブランド | SUPER FUJINON LENS |
最短撮影距離 | 6cm |
手ぶれ補正 | なし |
■基本仕様 | |
仕様メディア | xDピクチャーカード |
使用電源 | NP-40 |
動画撮影機能 | 320×240/10fps |
記録形式 | AVI(Motion JPEG方式) |
音声記録 | ◯ |
録画時間 | 60秒 |
当時としては凄まじく感度が上がります。
そして、EBCのつかないSUPER FUJINONレンズとはどんなものなのでしょうか。
・デザイン・メカ・インターフェイス
スクエアFinepixとしては、
前作のF401というよりも、40iまで先祖返りしている感じです。
単焦点レンズでおしゃれなデザインではないですか。
薄く、電源入り切りはグリップ部を引っ張るというギミックは面白いのですが、
片手持ちではいいものの、両手持ちだと凄まじく持ちづらいのが残念でございます。
背面はボタン類が密集しておりますが、
これも液晶が小さい時代だったからこそ出来た事でございます。
小さく薄いですが、
本体は金属ボディなので軽さは感じません。
そりゃ、この値段がするカメラですからね。
グリップ部のイルミネーションが売りでした。
そ、そんなじだい・・・
レンズの出っ張りは最小限です。
EBCコーティングが抜けた、
SUPER FUJINON
xDピクチャーカードのロゴ。
懐かしい。
日本製。
スペース面の節約で、
カードスロットとバッテリー室は同じ場所
もうこの端子になっているのね。
ポートリプリケータタイプのコネクタ端子
この頃のFinepixおなじみのボタン配置
ただ、まだFボタンが無い時代でございます。
ある意味希少です。
・機能・仕様
起動は3秒程度と早く、
動作も割りとサクサク動いてくれます。
UIも使いやすくシンプルでよくまとまっていると思いますね。
液晶も外でも何とか見えるレベルですし、
画素数がちょっと物足りないという事を除けば、
現在でもサクサク使えるカメラだと思います。
これといった不満点がない。
という所はこのカメラの欠点でもあり利点でありますね。
●AF・画質
マクロ域では結構アバウトです。レンズに関しては、
若干の湾曲は見られるものの、
周辺まで割りときっちりと改造しているので見た目の小ささとは裏腹に結構よく映ります。
しかし、画質に関しては今の水準で見るとちょっとキツイですね。
この当時のハニカムCCD特有の現象といいますか、
結構ザラザラとした感じですね。
輝度ノイズなので、フィルムのようなノイズといえばそんな感じですが、
解像力は今ひとつ。
微妙な凄さを感じます。
発色についても覚醒前のFinepixということもあり、
過度な期待は禁物。という感じでしょうか。
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