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デジカメレビュー上海問屋(Evergreen)5Mega pixels CMOS Sensor デジタルカメラ HCM-500 82608 DN-HCM-5000Rノーブランドというか、上海問屋というか。 |
低スペックなトイデジブームが一段落し、
なかなか、この手のデジカメを見かけなくなってしまった今日このごろですが、
あるところにはあるんですね。
EasyPIX社が販売している同じようなやつもおそらくこのノーブランド品のOEMだと思います。
2012年頃に発売された500万画素のデジタルカメラです。
購入価格は3000円
500万画素止まりなのでございます。
画素補完ってやつですね。
スペック
・有効画素数500万画素
・映像エンジンは記載なし
・液晶は2.4インチ液晶
・オートフォーカスはなし(パンフォーカス)
・単焦点レンズ
・F値はF3
・最短撮影距離は1.5m
・ISO感度は100-400相当
(SDHCカードは8GBまで動作確認済)
・駆動は単4電池を3本使用します。
・手ぶれ補正あり
液晶は大きいですが、
単4電池3本の謎仕様だったり、
SDHCカードが8GBまでのサポートというところを見る限り、
若干古そうな感じです。
・デザイン・メカ・インターフェイス
見る限りトイデジといった感じの筐体です。
大昔に紹介したH-300っぽくも感じますが、
なんとなく人間工学デザインっぽいグリップも印象的です。
材質も安っぽく、
それによりだいぶ軽いです。
ボタン類もそれらしくついていますが、
どれもペコペコしてて押し心地はあまりよくないですね。
とはいえ、ものすごくベーシックな感じの配置やデザインでまとめられていますので、
扱いやすいといえば扱いやすいですね。
防水ケースが付属しているため、
防水加工は本体にはされていないはずなのですが、
SDカードスロットや端子類がゴム蓋になっていたりと、
それらしい防塵防滴耐性をされています。
電池蓋もそれっぽくなっていますが、
プラスチックの突起だけでゴムパッキンがついていないので、
裸での防水はあまり期待できそうにないです。
むしろ、そのゴムカバー。
開けてみたら取れてしまう(元はつながっているはずなのですが)というトラブルもあり、
あまりあてになりません。
このぐらいのクオリティーでございます。
カードスロットはゴミ蓋です
必要十分な装備。
中国製
背面
デジタルズームで8倍ってだいぶえらいことになりそうです
500万画素
このカバーが飛んでいってしまいました。
配線むき出しでも気にしない。
だって、トイデジだもん
何故か単43本仕様
そして噂の防水ケース。
これだけでもだいぶ高いはずなのに。
ボタンがあまり認識されませんが、
しっかりした防水ケースでございます。
・機能・仕様
起動は4〜5秒とそれなりに遅いです。
レスポンスはそんなに早くないですが、
トイデジとしては優秀だと思います。
液晶は外ではあまり見やすくなく、
ニッケル水素電池を投入すると電池残量が正確に出ないですが、
割りと大きな液晶を搭載しているという点でもだいぶ個人的な評価は高いです。
気になる点はたくさんありますが、
日本語表記がかなり怪しいこと。
「てぶれほせいきこう」と、
突然ひらがな表記に出くわすところから、
ホワイトバランスの「真ル去ョ」といった、
全くもって意味不明な項目まで、
全体的に不思議な感じです。
かつてのDVDプレーヤーの「オーボン」ほどのインパクトはないですけどね。
操作性はかなり独特で、
まずメニューキーがカーソルの左ボタンに割り当ててあるところから既に変なわけですが、
ああでもない、こうでもないといううちに覚えます。
あと、
パッケージに800万画素までサポートするよって書いてある割には、
解像度選択で800万画素はなく、
9Mモードか12Mモードが現れるという点もちょっと謎です。
まぁ、深く意味を求めてはいけないのです。
なお、EXIFには製造元がCHARMAN、モデル名はDSC-500Nと表示されました。
●画質
ピントは割りとシビアです。
といっても、最短撮影距離付近の撮影に限りますが。何故か9Mモードで撮影したからというのもありますが、
発色はかなり渋く、独特です。
レンズがあまりよろしくないわけですが、
逆光や光源に大きく左右されやすいレンズだと思いますが、
そちらのほうがトイデジカメとしては楽しいと思います。
注意して撮影しないと歪みます。動画撮影に関しては、
今どきVGAというのはおいといて、
一応マイクが付いているので音声撮影も行けるはずなのですが、
マイクが壊れているのか、それとも仕様なのか、
微かに雑音が入るだけで音声はうまく記録されませんでした。
値段の割にはいいんじゃないですかね。
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