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デジカメレビューニコンCOOLPIX 4100
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COOLPIX。
クーピーなんて愛称がありましたが、
いつの間にやら廃れてしまったのです。
COOLPIX自体をメインで使用していたのはP5100が最後でございましたが、
妙にどんくさいところが結構好きなのです。
2004年07月に発売された320万画素のデジタルカメラです。
当時の販売価格は34,650円前後です。
購入価格は1050円
スペック
(原色フィルター)
・有効画素数400万画素
・映像エンジンは記載なし
・液晶は1.6インチ アモルファスシリコンTFT液晶(8万ドット)
・オートフォーカスはコントラスト検出方式
・ズームニッコールレンズを搭載
・F値はF2.8-4.9
・最短撮影距離は4cm
・ISO感度は50-200相当
(最大2GBまで認識しました)
・駆動は単三電池2本を使用します。
・手ぶれ補正なし
・デザイン・メカ・インターフェイス
この当時のCOOLPIX伝統のコロコロしたスタイルでございます。
今の水準からすると逆に小さく感じられますが、
デザインからコンパクトに見せる努力をしている感じですね。
ほのかにニコンの一眼レフっぽい雰囲気を残しつつ、
クールピクスとはこんなデザイン!
というインパクトを持っています。
ただ、このデザインの後期であるため、
だいぶ洗練されているとも言えますし、
ボタン類がデザインを圧迫している印象も受けることが出来ます。
液晶が大きなデジカメが増えつつあったこの時代。
デザイン的に液晶を大きくすることが難しくなっているというのをひしひしと感じますね。
ボタン配置等、
ごちゃごちゃとした印象をうけますが、
握ってみるとなかなか人間工学的な感じでございます。
非常に扱いやすいですね。
そして、単三電池モデルでありながら軽量で、
厚ぼったさを感じさせないのも流石です。
背面はこんな感じ
ニコン伝統のUSB端子
パカッ
SDカードスロットはうれしいセパレートタイプ
インドネシア製
パカッ!
近代的な証拠、
2本の単三電池駆動
結構コンパクトです
モードダイヤルは既にキツキツ
・機能・仕様
以前のモデルよりも改善されているとはいえ、
だいぶ起動やAF周りに至るまでもっさりです。
液晶はもともと小さいのですが、
不鮮明で、何故か小さく見えるのです。
屋外での視認性もあまりよくはないですね。
UI周りも簡単設計になっていますので、
取っ付き易いといえばやすいですが、
最低限の設定しか出来ません。
まぁ、これはこれでいいのかもしれませんけどね。
セットアップで割りと細かい設定まで出来る分、
撮影設定はもう少し充実させて欲しかったと思いますね。
あと、露出補正が結構面倒くさいパターンでもあります。
レンズの起動音がものすごくうるさく、
若干もっさり気味なのを除けば、
動作時のレスポンスはものすごく早く、快適です。
そして、メニューもグラフィカルで進化を感じますね。
従来の三洋のUIを踏襲しつつ、
見やすくなっております。
そして、左右キーで露出補正がワンタッチで出来るのも嬉しいところです。
液晶自体はちょっと荒いですが、
外でも割りと見やすいです。
電池の持ちも悪く無いですし、
普段使いにはまだまだ使用できるカメラだと思います。
なお、設定保持用のコンデンサーが消耗しているため、
電池を抜くとすべてリセットされてしまう仕様になっています。
お約束ですね。
●AF・画質
精度もたまに怪しいことがありますね。ピクチャーコントロールが付いているため、
vividにすると割りと鮮やか目にでます。
もっとも、この当時のデジカメなので割りと鮮やか目なのが多いですが。
それでいて、
記憶色に近い感じですので、
個人的には好みです。
レンズに関しては、周辺光量落ちや収差が見られます。
逆光時のフレアもそれなりに出ますが、
こんなもんだと思いますね。
お散歩カメラにはいいのではないでしょうか?
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