SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
新型が出たばかりなので、
今更旧タイプの50mmF1.4の紹介です。
馬鹿でかい、通称バケツレンズと呼ばれているこのレンズでございますが、
今更、見ていくことにします。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSMは、
2008年8月に発売されたFマウント用のレンズです。
メーカー希望小売価格は60000円ぐらいです。
そんなに古いレンズだとは思いませんが、
それでも割りと時期が経ちましたね。
・カタログスペック
焦点距離は50mm。
35mm換算値で75mm相当になります。
開放F値はF1.4
絞り羽根数は9枚(円形絞り)
最短撮影距離は0.45m
レンズ構成は6群8枚
フィルター経:77mm
最大撮影倍率は1:7.4
寄れないレンズではありますが、
円形絞りを採用していますし、
なかなかいい感じの性能でございます。
・デザイン・メカ・インターフェイス
とにかくでかくて重い。
純正やカールツァイスを含め、
各社50mmF1.4はとにかく小さく・軽くすることを念頭に置いた設計がされているように思えますが、
このレンズは逆に、その2点を犠牲にして画質をよくしようという意欲を感じることが出来ます。
フィルター系も77mmと大きく、
それ故にバケツレンズと呼ばれる大きさになってしまっているのです。
設計自体は、
絞りリングが省略されたGタイプ、
超音波モーター搭載と、
世代としては新しいので、程よい高級感を見ることが出来ます。
・画質・撮影
いい意味でも悪い意味でもシグマらしくないレンズではあります。
設計思想はシグマらしいのですが、
描写に関してはすごいシャープなレンズというわけではなく、
割りとふわっとした感じです。
そして、口径が大きい分周辺光量落ちは少なめではございますが、
ある程度絞らないと流れますね。
そこらへんはしかたがないところですが。
重さと寄れないというところさえ妥協すると良いレンズとだと思います。
画質以外の面では、
HSMはついていますが駆動は遅め。
レンズが大きいので仕方がないのですが、
そもそも、標準レンズで速いAFが切れることは別に重要な事ではないとは思います。
それよりも、今の自分の個体は購入後1年過ぎでHSMが故障してしまいましたので、
MFレンズとして使用しております。
・画像
作例はNikon 700との組み合わせで行っています。








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