長期レビューPENTAX Q7第一回 |第二回> 製品レビュー:PENTAX Q7 |
いろいろ楽しいQ7
そんな楽しいQ7を色々と弄ってみようではないかという企画です。
ということで、今回は、RAWとJPEGを比較して遊んでいきます。
■RAWで撮るということ。
自分は、RAW撮りができるカメラに関しては、
必ずRAWで撮影をしています。
RAWとはなにか?ということはあえてここでは触れませんが、
要は、JPEGは画像データでございますが、
RAWは画像データですらない状態でございます。
JPEGが紙焼きの写真で、RAWがネガフィルムの状態。というよりも現像前の状態。
という例えをよく耳にしますね。
RAWで撮るからには、
カメラ内で行われている補正はほぼ使用できませんし、
データ量も肥大化しますが、
レタッチ前提で撮る場合はこれ以上に便利なものはありません。
まぁ、RAWでレタッチしないで出す場合が自分は殆どでございますが・・・
そんなRAWですが、
ミラーレス一眼であるQ7でも当然、搭載されています。
しかし、そのQ7のRAW、若干厄介なのです。
■百聞は一見にしかず。
上記の通り、
RAWはメーカーの絵作りがほぼ、引き継がれません。
なので、ある意味で言えば、センサーとエンジン・レンズの素の状態を知ることができるわけです。
それではそのQ7、どれだけJPEGとRAWで差が出るのでしょうか?
すべて02STANDARDとの組み合わせでございます。
わかりづらいですが、
色が濃くなっていたり、
湾曲収差がものすごく補正されているような感じがしますね。
そして、もっとワイド側で見て行きましょう。
わかりやすいですね。
よく見ると、jpegでは湾曲収差が補正されているだけでなく、
補正されているという点で当然ながら、
画角が若干狭くなっていることがわかります。
その他、やはり画像処理が施されている為、
JPEGの方がくっきりと鮮明な写真になります。
それは、レタッチでどうでもできるわけですが・・・
■まとめて
製品レビューの時にも触れましたが、
このレンズ、Q7だと画角が23mmになること。
そして、元が1/2.33のセンサーで設計されたレンズということもあり、
このような補正がされるのだと思われますね。
望遠側だとあまり補正されないので。
そして、どうでもいいのですが、
製品レビューでも触れたことでございますが、
RAWにしていると選択できない機能があります。
つまり、HDRでございます。
HDRとは、複数枚写真を合成して、
ダイナミックレンジの広い写真を作り技術であります。
これについては、後日長期レビューで取り上げるかもしれません。
JPEGにすると、HDRが使用できるようになります。
逆に、HDRを入れるとRAWにできなくなります。
オリンパスのように、
このモードの時は自動的にJPEGで記録するって設計のほうがいいと思うのです。
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