購入価格は105円。
当時の価格は12800円前後だそうです。
この製品は総合商社のニチメン(現双日)との共同開発で作られたデジカメで、
低価格デジカメとしては初のメガピクセルカメラということで大いに話題になったようです。
見かけは結構良さそうな感じだけに、
仕様が気になるところです。
・カタログスペック
130万画素CMOS素子を採用。
レンズは単焦点で、F3で焦点距離は42.4mmなパンフォーカスカメラです。
実用レベルな画素数にソコソコ使い易い焦点距離。
CMOSですが、むしろそれがいいと言わんばかりの仕様で御座いますね。
液晶はなし、マクロはなし、メディアはコンパクトフラッシュ(64MBまで)及び、内蔵8MBのSDRAM/駆動は単三乾電池2本です。
流石に液晶はついていません。
マクロなしはまぁ、少し残念ではありますが仕方がないです。
面白いのはCF採用かつ、内蔵メモリがSDRAMってことですね。
つまり、内蔵メモリを使用すると、電池を抜いたら中のデータがすべて消えてしまうわけです。
CFは64MBまでしか対応していないのがちょっと残念ですが、
まぁ、これでも沢山撮れますからね。
何気に単三2本というのも使い回しが便利でいいと思います。
USB端子は漢らしくUSBのB端子です。
機能としては、
フラッシュやセルフタイマー、デジタルズームや、
動画撮影、Webカメラ、あとはビデオ出力など
結構色々ついてますね。
・購入時の状態
付属品:全てあり
状態 :良好
機能 :良好
台数 :1台
少し厚ぼったいですが、コロコロしててなかなかいい感じ。
筐体は高級感がありそうで実はプラスチックな感じですが、
質感はそれなりです。
よくよく見れば、レンズはおなじみの豆粒レンズですし、
背面の感じなんておなじみですよね。
上部のボタン類は奥まっていて押しづらく、
残念です。
ただ、CFスロットや電池ボックスのカバーなど、
機構がしっかりしている点は評価したいですね。
個人的には三脚穴が中央についているのもw
・機能・仕様
起動は3秒とそこそこです。
見てお分かりの通り、シャッターを押せば記録される仕組みなわけですが、
画像の書き込み時間が長く、次の撮影が出来るようになるかはパッと見分からないです。
ただ、記録中にシャッターボタンを押すと低いビープ音が鳴ります。
撮影がOKの時は高いビープ音なわけですが、
たまに両方鳴る事もあるのでよくわかりません。
また、ファインダー内にLEDっぽいランプがありますが、
光りません。
これはたぶん水平表示的なものでしょうね。
また、フラッシュが壊れているのか光りませんでした。
液晶部はただ単に枚数が表示されるタイプではなく、
色々と表示が出来る高性能なものです。
MODEを最初に押すと画質設定、
もう一度押すと、様々な設定にアクセス出来ます。
ただ、ボタンが2つしかないので、
辞める場合はずっとモードボタンを押し続けなければいけません。
撮影枚数は「あと何枚」というものではなく、今何枚撮影したかが出るようになります。
これはちょっと不便ですね。
また、この機種は結構不安定でして、
リブートを繰り返したり操作を受け付けなくなったりします。
・画質・撮影
●画質
発色はこってりとしていて、
個人的には好きです。
全体的にマゼンタがかっていたり、
周辺光量落ちがひどかったり、
カラーノイズが多かったりもしますが、
それがまたトイデジっぽくてなかなか。
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
拡大・元データ
トンネル効果ですねw
その他の写真はこちらにございます。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :05/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :04/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :05/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :04/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :03/10:主に操作性
AF・露出精度 :04/10:AFは正確か、
画質 :05/10:文字通り
輝き度 :09/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :08/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :08/10:今後も使い続けたいかなど
合計:55/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00
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