購入価格は1050円。
当時の価格は99,800円前後です。
300万画素といえど高いですねw
・カタログスペック
1/1.8型の324万画素CCDで原色フィルター。
レンズは3倍ズームで、F2.8-5.3の36-117mmと、
素子が大きく結構贅沢ですね。
反面、望遠がやや暗めなのが気になりますがこんなものでしょう。
液晶は1.5型のTFT液晶
マクロは10cm、メディアはメモリースティック(128MBまで対応)、駆動は専用充電池(インフォリチウムS)と、
Pシリーズでおなじみの仕様ですね。
とはいえ、インフォリチウムSを使うPシリーズは1桁番台ではこの機種だけですけどねw
機能としては、
デジタルズーム、動画撮影、連写などは当然として、
他のPシリーズ同様、GIFアニメーションが作れたり、
プレステ2と連携出きたり、携帯の待ち受けに出きたり、TIFF記録出たりなど、
おなじみですね。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :キズあり、筐体上部液晶ヒビ、歪みあり
機能 :不具合あり
台数 :1台
Pシリーズ1桁にしてはかなり大柄ですね。
後継機のP5がいかにコンパクトかというのが分かります。
大きさとしてはインナーズームのP30に近いですね。
当時のサイバーショットのトレンドだった青ラインがなかなかスタイリッシュ。
そのラインだけがプラスチックなので安っぽく見えますが、
他の外装はすごく金がかかってます。
インターフェイス類も洗練されていなくボタンが多めでゴチャゴチャしてますね。
ボリュームキーが独立してたり、
この辺が当時のサイバーショットらしくはありますけども。
電源はスライドスイッチですが、
そのスイッチ上にLEDがついており、電源を入れると点灯する事や、
メモリースティックスロットにもLEDがついているなどのギミックはなかなか面白いですね。
こういう遊び心があるのも現代にはない古デジの魅力であります。
・機能・仕様
起動は6秒程度と遅めですね、
例のごとく、レバーを引いてから起動音がなるまでにラグがあり、
あんまり使い易くはありません。
レンズの駆動音も大きいわけですが、まぁ世代なので仕方が無いでしょう。
UIは従来のサイバーショットと変わらず、
可もなく不可もなくですね。
動作自体はソコソコキビキビしてるので不満はありません。
ボタン類が乱雑なのが気になるわけですが、
プログラムAEとかボリュームボタンをつけるのなら、露出補正ボタンでもつけてくれればよかったのにと思いますけどね。
撮影後の記録時間も短くいい感じではありますが、
この個体はこの機種最大にして最凶の病気を持っております。
それは、バッテリー残量を見なくなるというものでして、
どんな満充電のバッテリーを入れても起動した瞬間にバッテリー切れ警告を出すんです。
この件に関してはソニー側も認めておりまして、
長らく無償修理プログラムを行っていたのですが、
先日打ち切られてしまったのでこの病気と戦っていくしかなさそうです。
幸い、そのままでもシャッターは切れますから
・画質・撮影
●AF・挙動
AFはあまり正確ではなく、
風景撮影であってもピンボケを出すことがありますね。
マクロ域の弱さはのちのPシリーズ共通で御座います。
●画質
なかなか良好です。
10年前のデジカメでここまで出せれば上出来ではないでしょうか。
普段はちょっと渋めな発色ですが、
緑系はサイバーショットらしい濃い発色になりますね。
ベストセラーモデルに相応しい感じでございます。
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
拡大・元データ
拡大・元データ
ズームテスト
割りと頑張ってますね
拡大・元データ
マクロ
その他の写真はこちらにございます。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :06/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :06/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :07/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :04/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :03/10:主に操作性
AF・露出精度 :04/10:AFは正確か、
画質 :05/10:文字通り
輝き度 :09/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :5/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :5/10:今後も使い続けたいかなど
合計:54/100
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