CASIO QV-100
前回、QV-770を紹介いたしましたが、
よりQV-10らしいこの機種は一体どうなのか、気になります。
というか、コンプリートしつつあるといえど、こちらから先に紹介した方が良かったのでは?
という気もします。
購入価格は660円。
当時の価格は63,000円前後だそうです。
この機種は、QV-10のマイナーチェンジということで、
画質の向上を売りにしたモデルで御座います。
96年と言うとまだデジタルカメラが浸透する前ですので、
どんな事になってるのか気になりますね。
・カタログスペック
1/4型の36万画素CCD素子で補色フィルタ。
レンズは単焦点で、F2.8で焦点距離は40.5mmです。
ちょっと望遠寄りですね。
とはいえ、このぐらいの焦点距離の方がこの手のデジカメは使い易いわけですがw
液晶は1.8型TFTカラー液晶、マクロは11cm、メディアは内蔵メモリ(4MB)、駆動は単三乾電池4本です。
液晶が例によって大きく、
マクロに若干強いようです。
一応、改めて説明しますが、内蔵メモリに関しては、ちゃんとフラッシュメモリが入っているので電池を抜いても消えません。
QVシリーズは内蔵メモリが生命線ですからね。
機能としては、
画像プレビューの早送り、早回し機能があることや、
画像プロテクト機能、セルフタイマー位ですかね。
あくまで、撮影してそのまま再生して楽しむ電子機器です。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
機能 :良好
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
おなじみなデザインです。
横に長く、のっぺりしたデザインですね。
ポケットにはちょっと厳しいかもしれません。
レンズの回転機構が面白いです。
側面にはマクロ、望遠切り替えレバーと絞りの切り替えレバーがついています。
ボタン類は上にくっついておりまして、
それぞれのボタンの押し心地は良好です。
上部の蓋を開けるとACやTV出力、パソコン接続端子がお目見えするのも共通仕様ですね。
にしても、絶対横のほうが取回しが良いと思いますけどねw
握りやすくていい感じですが、
結構コストダウンを図っている箇所がありまして、
特に、QVシリーズの伝統として電池ボックスの蓋の爪が折れやすいです。
・機能・仕様
起動に3秒と高速ですが、
立ち上がった後の動作が壊滅的に遅いです。
液晶の追従性も悪く、結構ストレスが貯まるかもしれません。
他のQVシリーズ同様、
メニューのインターフェイスが皆無なので操作は迷わないですね。
レンズを液晶の方面に回転させると、
自動的に画像が上下反転するのは感心します。
液晶は見づらく、
彩度が低いのでモノクロ風になります。
また、外ではあまり良く見えないですね。
光学ファインダが継いていない製品だけにちょっと致命的な仕様です。
とはいえ、96年の製品なので仕方がないですねw
・画質・撮影
●画質
画質は非常に残念ですが、
30万画素なので仕方がないですね。
一昔前の携帯電話風な画像になります。
とはいえ、夜でも普通に撮れますし、
写真も彩度が低かったり色がおかしかったりしますがノスタルジックですので、
結構遊べます。
なにより、歴史的な一台ですので、
結構満足してますw
面白いです。
その他の写真はこちらにございます。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :04/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :02/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :04/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :02/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :05/10:主に操作性
AF・露出精度 :01/10:AFは正確か、
画質 :01/10:文字通り
輝き度 :05/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :05/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :02/10:今後も使い続けたいかなど
合計:31/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00
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