購入価格は3150円。
当時の価格は40000円前後です。
EXILIMシリーズが市民権を得た裏で、その当時はまだほそぼそとQVシリーズが登場していたわけですが、
QVシリーズもR61あたりで打ち止めですし。
この機種もQVシリーズ末期のデジカメだったようです。
個人的に決定づけたというのは、
自分の4代目のメインデジカメを探していた時にリストに引っかかってた製品だったからなのですが、
結局、AFの挙動から選んだのはFinecamS3Rを購入したわけですが、
その後、S3Rもまた手に入れたりして、
この頃のデジカメの出来は総じていいと確信しました。
・カタログスペック
1/1.8型の413万画素CCDで原色フィルター。
レンズは3倍ズームで、F2.8-4.9の39-117mmと、
望遠よりなレンズがついてますね。
その割には明るめなレンズを積んでいますので使いやすそうですが、
やっぱりペンタックスから供給しているのですかね?
カシオでは珍しくCCDのサイズが大きい点もなかなかいい感じです。
液晶は1.6インチのカラー液晶。
マクロは10cm、メディアはSDカード、駆動は単三乾電池2本
カタログスペック上は660枚撮影可能の長時間駆動モデルね。
液晶が小さいのは残念ですが、
メディア、も単三乾電池駆動も、これ以上に無いほど良心的な設計です。
マクロはもう少し頑張って欲しかったですが、多くは望みません。
機能としては、そこはカシオ。
動画はもちろん、1秒起動や、シャッタータイムラグを0.01秒まで短縮できるなど、とにかく高速です。
また、ベストショット機能や写真合成機能、
カレンダー機能など、なかなか遊べますね。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
機能 :若干不具合あり
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
ちなみにこれ、起動時に表示できる壁紙ですが、
最初からプリセットされているものです
アルミニウムボディが重厚感を出していていい感じです。
若干厚ぼったい感じもしますが、
程よい重さと相まって、なかなか高評価です。
QVシリーズというと、ボタン類が多くゴテゴテしているイメージですが、
背面を見てびっくり。これだけしかボタンがありません。
しかも、方向キーが横一列に並ぶデジカメが当時多い中で、
これはちゃんと方向キーと真ん中の決定ボタンが用意されています。
ボタン類の感触も良好です。
更に、小さいながらも光学ファインダーがついていたり、嬉しい機能もちゃんと備えてますね。
ただ、光学ファインダー、だいぶ窓が小さいので使い辛いですw
SDカードは電池と同じところに入れるタイプですが、
蓋がちょっと弱そう。
三脚穴は一応中央寄りにあるのがせめてモノ救いですね。
USB端子は通常のMiniB、
ACアダプタを使用する場合には細い口の3Vが必要になります。
・機能・仕様
起動は1.5秒と高速です。
動作自体は非常に高速。
更に、メニュー画面もEXILIM同様使いやすく、
作動もキビキビしていて、特にストレスを感じることもありません。
電源ですが、上部の電源ボタンの他に背面の2つのボタンがあり、
再生ボタンを押すと再生に、撮影ボタンを押すと撮影の状態で電源が入ります。
これがあるなら、電源ボタンをとっぱらってもいいのでは?とすら思いますが、
現行のEXILIMでも搭載されているボタンですので一定の支持は得ているようです。
液晶は可もなく不可もなく。
というか、「メニューが高速、使い易い、快適」
という以外に何も言う事はありません。
そこら辺はカシオなんですよね。
もともと挙動が不安定なところがあり、
レンズが出たまま電源が落ちてしまったり、
再起動を繰り返すなんて現象が起きていたのですが、
先日、上野動物園のやぎにどつかれてから、
その現象の頻度が増えました。
あと、電池のもちは正直あんまり良くない印象です。
・画質・撮影
●AF・挙動
AFはそこそこ。
マクロでは思い違いが激しいです。
ホワイトバランスはまず外しません。
結構優秀だと思います。
●画質
ダイナミックレンジが狭く、
ノイジーではありますが、
晴天下の色乗りがよく、侮れないというか、
なにより楽しいです。
やはり、デジカメはこうでなくちゃなりません!
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
拡大・元データ
拡大・元データ
ズームテスト
拡大・元データ
マクロテスト。
これだけつやつやに撮れればいうこと無いです。
拡大・元データ
マクロテスト
その他の写真はこちらにございます。
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