日立系デジカメは今まで何台かレビューしてきましたが、
その中でも最も高性能な機種でございますw
スペックだけですけどね
購入価格は2100円前後
当時の価格は10,000円前後です。
まぁ、おなじみの日立リビングサプライな価格で御座いますよ。
レンズは単焦点で、F3.2の44.6mmでパンフォーカス。
レンズは無名になりますね。
デジタルズームは4倍ですが、
しょぼいわけです。
ただ、レンズは4群4枚、非球面レンズが2枚も入っている贅沢仕様らしいです。
液晶は2.4型TFT液晶。
マクロは13〜16cm、メディアはSDカード、駆動は単四乾電池2本と、
液晶が大きい以外は日立のデジカメというよりトイデジな仕様ですね。
機能としては、
デジタルズーム、セルフタイマー、動画撮影ぐらいですね。
・購入時の状態
付属品:本体、マニュアル、箱
状態 :問題なし
機能 :問題なし
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
なかなかスタイリッシュです。
特に、レンズバリアを採用した点は大きく進化したポイントですね。
この製品は2006年頃のものですが、
実はそれ以前から、そして現行まで、型番が若干違うだけで同じデザインだったりします。
それだけこのシリーズはロングセラーといいますが、定番スタイルなわけですよね。
レンズバリアは電源と連動しております。
今回も絶賛露出アンダーでお送りしておりますw
おなじみのマクロ切り替えレバー
USB端子はMiniBではなくミツミ8ピンタイプで御座います。
トイデジでこの形状だと結構残念ですね。
底面には日立製デジカメでおなじみのSDカードのダイレクトスロットが付いていますね。
そして驚くべきことに生産地表示がありません。
多分中国でしょうけど
電池カバーについてはバネの強さも丁度良く、なかなか好感が持てます。
背面、
液晶大きい!
しかし、よく見るとボタン配置が摩訶不思議なわけです。
カーソルキーが欲しかったですね
起動は6秒程度と遅いです。
動作自体は可もなく不可もなく。
それ以前にやはり操作性の悪さが顕著ですね。
上記の画像のとおり、割といじれるだけに残念です。
縦に並んでいるうちの一番上とその下のボタンがカーソルにあたり、
中央の大きいボタンで「数値調節」
ボタンを押すごとに設定値が右から左へ移動し、
一番左まで行ったら右に戻るという、解説するまでもない謎仕様です。
左右キーがあれば楽だったのにとも思いますね。
決定するときはカーソルキーをずらせばいいわけなのですが、
下ボタンを押すと中央のボタンも一緒に押してしまったりと、
ちょっとイライラする挙動。
撮影時の大きなボタンの役割はフラッシュ設定でして、
間違えて押そうものならブラックアウトしてフラッシュチャージを初めてしまいます。
メニューキー長押しで撮影モード設定に入れるわけですが、
これまた操作しづらいわけです。
このへんはHDC-30Xと同じですけどね。
電池のもちはそれほど悪くなく、
がっつり使わなければそこそこ持ちます。
液晶の質は悪く、そこは諦めるべきところですねw
もう一つ残念なところといえば、
レリーズタイムラグが異常に長いこと。
トイカメラで500万画素のデータを記録するということはそれだけ大変なことなのかもしれませんが、
シャッターを切ってから次の撮影に入れるまで実に7秒。
その間カメラを動かしてしまうとブレたりグニャッたりするのです。
これはかなりの苦行でございますね。
晴天下であってもスローシャッターになる傾向もあり、手ぶれには注意です。
●画質
画質については、正直他の日立製デジカメよりも酷い。
とにかく黄色く、どこか眠い画像。
夜景撮影は光源の周りがもやったりもしますが、
それはそれで面白いのかもしれません。
また、上記の通り記録時間が長いことに起因して、
画像を歪ませる、いわゆる「ぐんにゃり写真」が凄まじい出来になります。
歪ませたい方には良いデジカメかも。
その他の写真はこちらにございます。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :07/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :06/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :06/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :02/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :02/10:主に操作性
AF・露出精度 :02/10:AFは正確か、
画質 :03/10:文字通り
輝き度 :07/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :07/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :05/10:今後も使い続けたいかなど
合計:42/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00
![]() 10本以上ご購入の方には1本プレゼント!!レビューを書いていただければ送料は無料【e-002】【… 価格:248円(税込、送料込) |
![]() 500万画素日立デジタルカメラHDC-50GDX動画もOKなスタイリッシュデジカメ[きらく屋] 価格:5,775円(税込、送料別) |
コメント
また買ってしまった…HDC-508X
http://s-up.info/view/201201/092739.jpg
http://s-up.info/view/201201/092740.jpg
HITACHIブランドは立派ですが話には聞いていましたがここまでトイデジとは思っていませんでした。
しかし、単4電池仕様のためなのかものすごく軽いですね。ダイレクトSDカードスロットも中々斬新でよいです。
この記事の機種と比べて機能の説明が不親切だったりフラッシュがしょぼいなど…
HITACHIのデジカメとしてメーカーはかつてこんな感じのカメラを正式にUPしていましたがさすがにこれはトイデジかと。タカラトミーあたりと提携して玩具店ルートで売り出したりしたら面白そうです。
それにしても現在HPに出ているHDC-1471は一体どんな感じなのでしょう。
お疲れ様です。
デジカメ収集は計画的に・・・
日立リビングサプライのデジカメは、
意外と粗悪に見えて実は割と丈夫なんですよね。
少なくとも、ジャンクで出回っているものでも壊れている個体に出会ったことがありません。
この辺りの機種はCMOSセンサーなのでショボイといえばショボイですが、
画質に関してはたまにすごく鮮明なものを出すことがあるので侮れません。
トイデジとしても人気が高いですね。
もちろん、日立が自社でつくっているわけではないのですが、
タカラトミーはタカラトミーでもっとまともなデジカメをつい最近まで販売していたので、
提携はなかなか難しいかもしれません。
そもそも、まともなデジカメが目玉が飛び出るぐらい安くなってしまったので、
なかなかトイデジ業界も厳しいようです。
HDC-1471を含め、
日立のCCD系デジカメは思ったより普通でつまらないものが多いです。
デジカメとしてはそれが一番いい事なのですがw
さらもで様、こんばんは。
実はこれの前に乾電池仕様を目的でオリンパスのX-100の購入していたのですが、SDカードスロットがお亡くなりだったのでどこかに行ってしまいましたw
購入意義を見出すため?に分解したのですがSANYOやNECのチップ、CASIOの液晶が目に入りました。SANYOのチップは特に多かったです。レンズは自社製だったみたいですが他の部品系は他社製が目立っていました。
リチウムイオン式は電池を持っていない自分としては劣化していてはどうしようもないので乾電池式が欲しかったところでした。
単4使用というのも特に不満はありません。SANYO1000あたりを使えば昔の単3形ニッカドよりも遥かに長持ちしますので。
今回の日立リビングサプライのデジカメも感動品で意外でした。でもジャンクとして売りだれる時にチェックする価値すらないと判断されて箱行きになってしまったのでしょう。自分にとってそのパターンがカメラ以外を含めてかなりありがたいです。
画質は良い画質は良いカメラを求めればある程度は満足できると思いますが、このカメラは何か面白い画像を撮影してくれます。夕焼け空を撮影してみたところかなり独特な画像になって面白かったです。ホワイトバランスは変過ぎだとおもいますが…
確かに鮮明なときもあるのですがどんな感じで撮影すれば鮮明になるのかいまいちつかめていないのでしばらくはいじり続けることになりそうです
日立リビングサプライは基本他社調達(同グループも含めて)なのでカメラも自社ではないと思っていましたが、一体どこ製なのでしょうね。
それにしてもこの業界なんでこんなにも価格崩壊してしまったのだろうか。やはりメーカーが増えすぎたのでしょうか
このページにある広告のショップでも最終価格は約3000円と有名メーカーカメラにしてはありえないような値段になってしまっています。
トイデジはかつて価格が安かったのでよかったのですが、現在は普通にコンデジが5000円くらいで購入できてしまうので大変だと思います。
普通のカメラになっているのですね。
でも家電量販店はもちろんカメラ店でもなかなかお目にかかることができないのはご愛嬌です。
何故かカメラが溜まっていっていく…
関係ないのにまわりの圧力が強くなっていくみたいですw
長文失礼しました
こんばんは、さらもででございます。
OLYMPUS X100、いい機種ですね。
ただ、SDカードではなくxDピクチャーカードなので、
xDピクチャーカードを使用していただければ使えるかもしれません。
CAMEDIAのアモルファスシリコン液晶のものはCASIO製のものが多いですね。
ニッケル水素電池ははるかに長持ちするようになりましたが、
多少古い機種やいい加減な回路のデジカメなんかではうまく動かないことがあるのが悲しいロコロです。
日立製デジカメのこのあたりのものは、
新品で売っていた頃から3000円以下で叩き売られているものが多いので、
チェックするコストが惜しいという結論になったのだと思います。
お店としても1分1秒単位で人経費が発生しているので、
無駄な経費は掛けたくないものです。
この手のCMOSセンサーは発色が適当だったり、大げさだったりするので面白いですよね。
一時、これで作品展が出来ないかと模索していた時代があります。
カメラは写真を撮ってなんぼなので、是非撮影をお楽しみください。
日立リビングサプライは製品によってOEM元が違いますね。
以前購入したDVD一体型VHSデッキはフナイ製でしたし、
ココらへんは中国のメーカーから持ってきていると思われます。
似たようなデザインの製品をよく目にすることがありますし。
価格崩壊の要因は単純に価格競争によるものだと思います。
メーカーが増えすぎたというよりも、デジカメが消費者行き渡ってしまったので、
市場が開拓できなくなってきているというところでしょうか。
そして、「安くないと買わない」という人たちが増えたというのも要因の一つなのかもしれません。
そのような市場ではいい製品を作るお金も調達出来ませんし、
自分の首を締めるだけなのです。
ということで、近年の高級機化には期待しております。
是非、いい写真を撮ってお楽しみください。