MINOLTA AF-E
そういえば、サラネ初のコンパクトカメラレビューですね。
レビューと言えない記事ばかりですが、まぁそこはいいでしょう。
購入価格は315円。
発売当時の価格は37800円程度です。
26年も前のカメラなんですね。
まぁ、フィルムカメラの歴史から言うとごく最近の機種ではありますが、
それでも前世代のカメラでございます。
なお、この機種には様々なバリエーションがありまして、
広く一般的に流通したモデルはMINOLTA AF-E QUARTZ DATEという機種で、
ネットで検索してもこれしか出てきません。
ただ、今回紹介する機種はクオーツデートなしモデルだったりと、
若干マイナーモデルっぽい気配でございます。
まぁ、いらないですけどw
・カタログスペック
使用フィルムは35mm。
アクティブ式のAF機構です。
AF機構ってだけで急に新しくなった感じがしますね。
レンズは単焦点で、
F3.5で35mm。
ロッコールレンズを搭載です。
レンズ構成は4群4枚で絞り羽根は2枚。
シャッタースピードは40秒〜1/170秒
スペックシートにはロッコールの記載がありますが、
外装にはMINOLTA LENSと記載されています。
それはそれとしても、羽根2枚って少ないですねw
光学ファインダーは倍率0.45倍とあんまりですが、
コンパクトカメラなので気にしないようにします。
駆動は単三乾電池2本。
リチウム電池駆動が意外と多いカメラの中では単三電池駆動はかなりありがたいです。
この世代の割には完全たる電子化です。
巻き上げ、巻き戻しも自動でやってくれます。
また、フラッシュ内蔵型です。
DXコードは非対応。
対応感度はISO100/200/400/1000
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
機能 :良好
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
プラカメと呼ばれるだけあって、オールプラスチックです。
いかにもカメラという感じでなかなかカッコいいです。
輝かしいAUTO FOCUSの文字。
AUTO FLASHとは文字通りですが、フラッシュを切ることは出来ません。
上部はシンプル。
というか、このカメラ、ボタン類はシャッターボタンしかありません。
本当押すだけ
底面です。
感度をセットするレバーもあり、
露出アンダーのため見えないですが、シリアル番号の上部には巻き戻しレバーがあります。
中央のレバーがレンズバリアーの開閉ボタンでして、
これが電源と連動しております。
そういえばこの機種、三脚穴がありません。
フィルム室。
なかなか作りが簡素に見えますが、
日本製ですし26年経った今でも動くところを見るとなかなか丈夫なのですね。
・機能・仕様
起動は瞬速。
セルフタイマーすら設定できない簡素ぶりですので本当に押すだけで撮れます。
非常に楽で簡単なわけですが、
せめてフラッシュの発光禁止ぐらいは選べるようにしていただきたいところです。
上記の通り、完全に自動化されておりますので、
フィルムを入れ、蓋を閉めた瞬間に勝手に巻き上げをやってくれたりします。
モーター音が非常に大きく、
シャッターを切った瞬間等、なかなかいい音を奏でてくれます。
それがカメラらしくていいですよね。
問題点は、オートローディングなのはいいものの、
ちゃんとフィルムがセットされているかどうかを確認する術がないので撮り終わるまでドキドキだったりします。
機能的には写ルンですと大差はないのですが、
ロッコールですし、
なんだかんだで使っていて楽しいカメラです。
AFは非常に早く、本当に合わせてるのか心配になるぐらいです。
ただ、現像して見る限りしっかりと写っているので問題がないかと。
マクロは当然付いていませんが、
スナップ写真専用機としてカバンの中に忍ばせるには最高の機種かと思います。
ピントに関しては割と正確で、なかなか外さないなど優秀です。
レンズに関しては、周辺光量落ちが結構目立ちますが、ロッコールだけあっていいですね。
その他の写真はこちらにございます。
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