PENTAX Optio 230
今ペンタックスが大変なことになっているみたいですが、
気にせず、この製品を紹介したいと思います。
公開日時:2009年11月16日
追記日時:2015/8/13
画像追加
記事修正
購入価格は980円。
当時の価格は6万5千円との事です。
メーカーサイト以外にあまり情報がないという珍しい機種ですが、
一体どんな機種なのか、
そして、以前紹介した33LFとの違いも気になります。
1/2.7型の210万画素CCDで原色フィルター。
レンズは光学3倍ズームで、F2.6-5の38-114mmと、
そこそこ明るいレンズを搭載しています。
マクロは10cm、
液晶は1.5インチ、駆動はCR-3V及び単三乾電池、TIFF記録、動画記録対応です。
更に驚くべきは、3Dグラスが付属しており、
3D写真が撮影できるという所でしょうか。流石PENTAXらしく時代を先取りしております。
あと、CFはType1までの対応です。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
・デザイン・メカ・インターフェイス
追記:2015/08/13/以下、追加画像
凄くカメラらしいデザインで、
APSカメラ時代のフィルムカメラっぽいサイズです、
今となると割と大きめではありますが、そんなに気になりません。
ころころしていてかわいらしいです。
レンズの出っ張りは好き嫌いが分かれそうですし、
この青の筐体自体、今となっては割と珍しいかもしれません。
安っぽいけどねw
この機種のポイントはなんといってもバリアングル液晶です。
ただ、このバリアングル液晶、致命的な欠陥がありまして、
2軸ヒンジではないので横一方向しか動かない。
つまり、液晶を開くと、
レンズ面に液晶が向いてしまうので、
自分撮り以外に使い道がありません。
液晶の下にフリップボタンがついているので、
そこをおさなければ反転すらしませんしw
つまり、発想自体はこれと同じ。
その欠点はOptio 33LFでは改善されていていい感じですね。
ボタン類はお世辞にも押しやすいとは言えません。
ペンタックスの発想は今も昔も、「全機種エントリーモデル」ですので、
あまりいじる部分がないのであんまりボタン操作は求められませんけどねw
CF、電池スロットの間隔はもう少し余裕が欲しかったです。
そして三脚穴の位置がレンズの下で、レンズよりの方にあるので、
少し扱いづらいかとも思いました。
ねじ穴もプラスチックなのでちょっと心配です。
レンズの駆動音が非常にでかいw
USB端子は特殊形状です。
・機能・仕様
追記:2015/08/13/以下、追加画像
なんというか、このデジカメには欠点ばかりです。
まず、起動、終了が凄くゆったり。
レンズユニットのモーターがその割には非常に大きいので、
なんか心配になります。
そして、液晶の質が。
バックライトは「これでもか!」って位明るいです。
勿論調節は出来ますが、それでも目が痛くなります。
その割に不鮮明だったりしますし、被写体が液晶では大抵盛大に白飛びしてしまいます。
あんまり当てになりません。
そして、更なる問題点として、
電池が圧倒的に持たない。
エネループでさえ、満充電から数秒で残量が半分以下になります。
こんなに持たないのは京セラ製以来で、マルチーズ以上に持ちません。
アルカリですと文字通り一瞬。
メーカー自体がCR-3Vを求めているので、設計に無理があるようです。
更に、電圧が安定しないのか、
作動中液晶の明るさが暗くなったり明るくなったりします。
また、カーソルキーの感触は最悪で、
キーを取りこぼしすることがあるのでメニュー画面の操作は結構大変。
ただ、チェック項目式になっており、
設定を保持する項目などが細かく設定できるのはほめるべき所です。
その点に関しては、現在のPENTAX製デジカメにも引き継がれていますね。
・画質・撮影
●AF/AWB
AFは遅く、マクロ域ではあまり正確性はありません。
AWBに関しては結構ムラがあります。
●画質
たまにクリティカルヒットな画像をはき出しますが、
それよりも多くの確率で不自然な画像を出します。
自然で鮮やかな色と、不自然であり得ない色と、
実際取り込んでみないとどちらか分からない所もギャンブルであり、面白いです。
あたったときの画質に関してはトップクラスですので、
割とお気に入りです。
後はもっと消費電力が少なければ・・・
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
拡大・元データ
不自然なときの例
拡大・元データ
ズームテスト
拡大・元データ
マクロテスト。
発色は良好ですね。
拡大・元データ
あたったときのマクロはかなりいい感じです。
その他の写真はこちらにございます。
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