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デジカメレビューSONYCyber-shot P43
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購入価格は278円。
当時の価格は30,000円前後です。
単焦点Cyber-shot Pシリーズの単焦点モデル(というかP2桁モデルは)廉価モデルという位置づけでしたが、
この機種はその廉価モデルのさらに下位モデルという微妙な位置づけでございます。
まぁ、同時発売のP73は3倍ズームのエントリーモデルですし、
2003年発売のP10の時点で2桁モデルが最上位になってしまったわけですから、
難しいトコロですね。
そういえば、この機種の最上位は名機のP100で、
同時発表にT11やW1と、
すごいラインナップです。
レンズは単焦点で、F2.8の33mmでオートフォーカス。
SONY LENSを搭載。
素晴らしい!広角レンズですよ。単焦点で広角なんて素晴らしい仕様ではありますが、
素子サイズが小さい以外はなかなか使い易くはあります。
欲をいえば、レンズそのままで素子サイズを大きくしていただければw
そうすればもっと広角になりますからw液晶は1.5型TFT液晶。
マクロは10cm、メディアはメモリースティックPro(2GBまで)、駆動は単三乾電池と、
素晴らしいスペック。
液晶はPシリーズらしい大きさなので今更とやかくは言いません。機能としては、
デジタルズーム、セルフタイマー、動画、連写、シーンモードなど、
無難でございます。
付属品:本体のみ
状態 :キズあり
機能 :液晶不良
台数 :1台
■センサー・仕様 | |
センサーサイズ/センサー | 1/2.7インチCCDセンサー |
画素数 | 420万画素 |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 1.5インチ/TFT(6.7万画素) |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 |
ISO感度 | 100-400 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 33mm |
F値 | F2.8 |
ズーム倍率 | 単焦点レンズ |
レンズブランド | SONY LENS |
最短撮影距離 | 10cm |
手ぶれ補正 | なし |
■基本仕様 | |
仕様メディア | メモリースティック/メモリースティックDuo |
使用電源 | 単3電池2本 |
動画撮影機能 | 640×480/30fps |
記録形式 | MPEG |
音声記録 | ◯ |
録画時間 | 制限なし |
・デザイン・メカ・インターフェイス
小さい!
なんといってもこれに付きます。
従来のPシリーズは横長な感じでしたが、これは常識的な大きさになりましたし、
コロコロしていて非常に可愛らしい。
奥行きはそれなりにあるので持った感じも悪く無いです。
残念ながらPシリーズもこの後から終息へと向かうわけですが、
このデザインは素晴らしいと思いますね。
レンズは自動開閉式です。
レンズシャッターのギミックがすんばらしい。
光学ファインダの位置も絶妙です。
小さいながらもしっかりとPシリーズです。
筐体的にはP1っぽい感じがします。
底面。
三脚穴は何気に金属です。
日本製ですし、エントリモデルにしてはなかなか頑張ってます。
ストラップの取り付け口の位置がこんなところにあるのも面白い。
背面のボタン配置はすっかり後期のPシリーズですね。
ボタン類は小さいですが押し心地は悪く無いです。
また、この配置は使い易くていいですね。
液晶が何故か真っ白になって何も写りませんw
ただ、たまに液晶が正常になる時もあります。
接触不良なのかどうなのかは微妙なところですが、
電池残量が満タンの時には普通に使えることから多分、そこらへんの原因なのでしょう。
以下、追記画像(2014/08/06)
・機能・仕様
起動は3秒程度とそれなりです。
立ち上がった後はだいぶサクサクですし、
特に不満のない挙動を見せてくれます。
UIはこの世代の標準的なCyber-shotと同じですので、
この1個前のよりも扱い易くいいですね。
特に、解像度設定が独立ボタンになっているのも素晴らしいです。
そして、何気にオートマクロというのも嬉しいところです。
そんなに設定値をいじることは出来ませんが、
最低限の機能が最低限の操作性でできるという点は評価出来ますね。
ちなみに、デジタルズームはフル解像度にすると使えません。使いませんが
電池のもちはあんまりよろしくないです。
以下、追記画像(2014/08/06)
●AF・挙動
AFは早く、割りと正確です。
流石5点測距をうたうだけありますね。
マクロにおいてもなかなかいい仕事をしてくれます。
単焦点機でお外しな機種ってあまり見ないですね。
この機種においても、文句のつけようがないぐらいいい発色です。
ソニーらしいシアンが強い感じはしますが、いいんじゃないでしょうか。
ちょっとフレアが出ますが、そこはうまく作品に取り込めばいいかなーという程度です。
本当にいい機種だと思います。
「データは無圧縮です」




その他の写真はこちらにございます。
評価
評価基準は私、さらもでの主観と個人的な思い入れで決定しております。
よって、上記内容と共に全くアテにならないこと請け合いで御座います。
画質などに関しては画素数に関係なく、「現在でも通用するか」を基準に採点しております。
(10段階、100点満点)
デザイン :08/10:見た目・質感・安っぽさは減点
仕様 :05/10:マクロ、画素数、レンズ、液晶など
機能 :05/10:必須機能や便利、面白い機能
挙動 :07/10:起動の速さ、動作の速さ等のレスポンス
使いやすさ :06/10:主に操作性
AF・露出精度 :07/10:AFは正確か、
画質 :08/10:文字通り
輝き度 :05/10:ありきたりではなく、尖った何かがあるか
価値 :06/10:レア度、今でも買う価値はあるか等
お気に入り度 :06/10:今後も使い続けたいかなど
合計:57/100
サラネ式デジカメ採点システムテーブルa ver1.00
コメント
このカメラも時々使います。
各社乾電池仕様をラインナップにいれてほしいいですね。
お世話になっております。さらもででございます。
乾電池駆動モデルは非常に魅力的ですが、
最近は電源管理の問題でなかなか難しいみたいですね。
また、チャージャーが必要という事でも敬遠される原因となる他、大型化するのもあまりよろしくないみたいです。
残念ですね
SONYの単3機なんてあったのですか。(偏見ありまくりで)ソニーは自社のインフォリチウムを売れる機材のデジタルスチルカメラはリチウムイオンばかりだと思っていました。
それにしてもこのSONY LENSとは何者だろう… 現在のSony Lens Gはミノルタαマウントの技術を流用、ツァイスはご存じの通りですが昔も自社生産していてツァイスが付けられない、もしくはツァイスを付けないのでライセンス料が掛からないことから安価化を狙ったのだろうか。
大昔にはSONY VIDEO LENSというのも存在しますし…
MINOLTA GT LENSは無くなってしまったのがかなり残念です。DiMAGE GシリーズにはGT HEXANONというスゴイ?レンズが搭載されていますが写りは良いです。
最近同じビデオカメラライバルのJVCビデオカメラのレンズがKONICA MINOLTA LENSとFUJINON LENSが存在していることを知りました。
プロ用はFUJINON LENSらしいです。
コメントで仰っている乾電池デジカメは各社廉価コンデジから撤退ということだけあってネオ一を除き、廉価なデジカメに多かった乾電池モデルは無くなってしまうのでしょうかね…
富士のA、AX、AVシリーズも台湾ほぼ丸投げで5倍ズームは樽画像になりがちですが良いカメラだったのですが。
そう考えると単3モデルを積極的に出していて、光学メーカーではないので価格も安い三洋電機が消えてしまったことが残念でなりません。
電源問題は最近は低自己放電高性能ニッケル水素電池が当たり前のように安く売られているのでチャージャー、大型化の問題は残りますが大分解決されています。
ソニーのコンデジはメモステが…
ソニ−の単三電池機は当時、それなりにありました。
現在の主力であるWXシリーズのご先祖様であるW一桁シリーズも単3乾電池でしたからねw
インフォリチウム自体はなかなか優れているバッテリーだと思っています。当時は・・・
コンパクトデジカメの業界では、
センサーとレンズとセットでレンズメーカーが供給してますからね。
コニカミノルタにかぎらず、有名所ではタムロン辺りもそうですね。
ソニー自体はブラウン管のテレビを作っていたメーカーですし、
ブラウン管には構造上レンズを使用するので、
そのノウハウは実はあるのかもしれませんね。憶測ですが。
放送業界ではフジノンレンズのシェアはトップクラスですからね。
まぁ、これだけリチウムイオンバッテリーのコストが安くなったので、
製造面では乾電池をあえて採用する必要性もなくなっているようですね。
海外では人気。という風潮も今は昔のようですし。
デジカメ自体も大きな転換期だとは思います。
メモリースティックも、
M2でなければどうにかなる時代なので、
個人的にはそこまで気にしてないですw