公開日時:2009年9月10日
追記日時:2015/8/12
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購入価格は980円。
当時の価格が32000円とかなりリーズナブル。
コストパフォーマンス重視の入門機という感じでしょうか。
最近のパワーショットとはまた違った印象を与えるモデルでもあります。
1/3.2型の210万画素CCDで原色フィルター対応ということなのですが、
ちょっと素子が小さいですね。
そして、思い切った単焦点レンズを採用。
単焦点は単焦点で充分メリットはありますけどね。
焦点距離は39mmとちょっと長めですが、F2.8と明るいレンズみたいですね。
マクロは5cm、動画撮影可能、低温ポリシリコンTFTと、
この時代の廉価機種にしては意外と気の利いた設計みたいです。メディアはCF、乾電池2本駆動。
そして、Powershotシリーズではおなじみ、
記録保持用にCR2016を使用しているので安心です。





追記:2015/08/12
スペック
■センサー・仕様/TCP1.02 | |
センサーサイズ/センサー | 1/3.2型CCDセンサー(原色フィルター) |
画素数 | 200万画素 |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | 1.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶 |
オートフォーカス | コントラスト検出方式 |
ISO感度 | 50-400 |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 39mm |
F値 | F2.8 |
ズーム倍率 | 単焦点 |
レンズブランド | CANON LENS |
最短撮影距離 | 5cm |
手ぶれ補正 | x |
■基本仕様 | |
仕様メディア | コンパクトフラッシュ(TYPE I) |
使用電源 | 単3乾電池 |
動画撮影機能 | 320x240/24fps |
記録形式 | AVI |
音声記録 | x |
録画時間 | 26秒 |
顔認識 | x |
Wi-Fi | x |
GPS | x |
防水 | x |
防塵 | x |
追記:2015/08/12/以下、追加画像
・デザイン・メカ・インターフェイス
それにしても、かっこいいです。
面長ボディは結構難しい物がありますが、
これはなかなか考えられてます。
前面のレンズバリアーがスイッチとなっておりまして、
これが、他社のどのこういうタイプのデジカメよりもいい感じに「カシャッ!」とした機構が楽しめます。
下がオープン、上がクローズとなっているのですが、
多くのメーカーと方向が逆なので最初はとまどいそうです。
で、それだけではなく、
レンズバリアーがオープンして電源が入ってから、
更に下に押してあげると、動画、写真撮影の切り替えが出来ます。
こういうインターフェースは好きですね。
上部には「ただの廉価機種じゃないんだぞ!」って意味合いが込められてると思われる、
機能一覧が書いてあります。
マクロとか、半ば当然な記載もありますが、
その当時マクロ機能がついてないデジカメもありましたからね。
背面のボタン並びは結構独特ですね。
単焦点なのでズームボタンに関してはデジタルズームになるわけですが、
そういうボタンやディスプレイボタン、消去ボタンを供えている癖に、
重要な機能についてはだいぶ雑多になっております。
そして、更に使いづらいのはボタンがゴムボタン。
質感の問題もありますし、押し心地の問題もありますので、
ゴムボタンはちょっとですね。
しかも、出っ張り具合が一昔前に流行った「テトリス」や「ブロック崩し」なんかがプレイできる、
キーホルダー型のおもちゃみたいな感じで。
液晶は小さいですが、
立派なファインダーがついてるのでよしという感じですかね。
電池とCFスロットの機構はよく考えられてると思います。
・機能・仕様
起動はそこそこ速いですが、
動作はもっさりとしております。
その遅さとボタンの押しづらさが相まって、
ちょっとしたストレスにもなりますね。
特に、一つのボタンに露出補正、ホワイトバランス、色彩設定が当てはめられてたりするので、
そこら辺の調整が直ぐに出来ないという点もちょっとという感じですね。
パワーショットでありながらマニュアル撮影が出来ないのは低価格機だから仕方がないと思います。
ただし、液晶は割と見やすく、
撮影後のタイムラグも少なめですので快適ではあります。
あと、AFの合焦の際、
場所の表示が出ないのでちょっと不安になります。
追記:2015/08/12/以下、追加画像
・画質・撮影
●AF/AWB
3点測距AiAFなので割と正確で早いです。
AWBも意外と正確なので、オート専用としても難なく使えます。
●画質
発色自体は悪くないですし、
個人的には「鮮やか」設定が好きでよく使っておりますが、
条件があえば素晴らしい写真が撮れます。
が、その反面、色彩が崩壊することがあったり、
簡単に空が飛んだり、遠景の描写はボワボアで現実味のない感じになるので、
どうもその辺は苦手みたいです。
まぁ、長めのレンズですし、こんな物だとは思います。
その他の写真はこちらにございます。
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