
サラネ20周年特別企画
サラネ20年史
-リアルとネットの間に-
2000年4月に突如誕生したsara-net(当時はサラス@のページ)。
2020年に20年を迎えるにあたり、
ちょっと振り返ってみようと思い立ったのでございます。
最後の近代化
adiaryのレイアウトの自由度の乏しさに悩まされていた私は、
思い切って再度のシステム変更に踏み切ります。
MobileTypeが多く知られていた当時、
同じように名前をよく聞くようになったWordPressを導入します。
導入当時はMEでしたが、サーバーを移動したりなどはしたものの、
現在もWordPressでサラネは動いております。
このタイミングでの導入は大正解でございまして、
おそらく、サラネが終了するまでWPを使い続けることになるでしょう。
サラネ中断へ

WP化してどんどんやるぞと意気込んでいたサラネでございますが、
2011年になると毎日更新だったものがぱったりと更新が止まります。
写真ブログのphoto-photo.jpというのをやっていたというのもありますが、
いくつかの要因があります。
まず一つ、これが大きな理由ですが、
私さらもでが写真学校に入学し、
今まで友達が一人もいなかった現状が、
多くの仲間に恵まれ、楽しい日々を送っていたからということ。
不満がなければサラネはやらないのでございます。
そしてもう一つが、
東日本大震災でございます。
震災のせいで。
ということではないのですが、
上記スクリーンショットに何故か書かれている項。
サラネ内の広告収入の一部は運営者である「さらもで」の学費の補填として使われております。
わざわざこれを書いた要因こそが、
サラネの更新が停止された。
もとい、心が折れた理由でございます。
皆様ご存じの通り、
2011年の3月11日、
東北を中心とした東日本大震災が発生いたしました。
まだ情報が殆ど無い中、
サラネも情報発信として上記記事を掲載したのでございます。
その後に各地の惨状を知ることとなるのですが、
軽率な投稿をしてしまった事により、お叱りのコメントをいただきます。

コメント欄にとどまらず、
TwitterのDMやメールフォームにもバンバンお叱りが届きます。
次第に、「サラネの運営には電気を使うので閉鎖しろ」ですとか、
「アフィリエイトの収益金を寄付しろ」というご提案もいただくこととなります。
サラネを運営しているのは自分の欲望を満たすためと割り切っておりますが、
その当時は、
誰かの役に立ちたいという奉仕の精神を持っていたのも事実。
日々の報道で疲弊していた当時の自分のメンタルでは耐えられず、
サラネを更新するという意欲を失ってしまうのでございました。
執筆日:2020/03/16
コメント
うわあ……ひっどいコメントですね……そりゃ、やる気なくなりますね。
上から三つ目なら脅迫罪になりそうだし、Twitter等の場合、あまりにひどければ開示請求を検討するのもありだったのでしょう。
なんにせよ、自分の為に出来る事がある状態なのは良い事だと思います。
今ならばそのままスルーできますが、
当時は震災直後ということもありかなり塞ぎ込んでしまいました。
とはいえ、このような場末のサイトにまでお叱りが来るぐらいに当時の自粛モードはすさまじいものでございました。
おかげさまで持ち直して今も運営できているのでありがたいことです。