
▶デジタルカメラ
パナソニック
LUMIX TX2
1インチセンサー機はSONYのRX100シリーズがほぼ独占状態でございますが、
パナソニックも頑張っているのでございます。
今回は、LUMIX TX2を手に入れてしまったお話でございます。
▶購入の経緯

LUMIX CM1のバッテリーが消耗したようで、
残量50%台からカメラを起動すると電源が落ちるようになった。
修理に出そう。

スリープモードが1分になっているようです。
この時間を延ばすことで電源が落ちなくなると思いますよ?

・・・一体何を言っているのです?
2ヶ月後

部品がないので修理不能です。
正直者のあなたには代わりにLUMIX TX2と交換いたしましょう

Oh…
ほぼ誇張しないやりとりでございます。
結論からいうとLUMIX CM1を修理に出したら修理不能でLUMIX TX2と交換になったという事でございますが、
かたやスマホ、かたやカメラへの交換ということでほんのりもやもやしております。
でも、新品で買うと10万円近いものが延長保証の代金で帰ってくるということであれば、
動作が不安定なCM1を使い続けているよりもいいかなと思い、
ゴーサインを出したのでございます。
▶スペック
Panasonic LUMIX TX2は、
2018年03月に登場した2010万画素のコンパクトデジタルカメラです。
オープン価格で登場当時の販売価格は10万円前後。
近年のコンデジ市場収縮を受け、
2018年のカメラでも最新機種どころか、
前機種のTX1も現行品でございます。
1インチセンサーに高倍率ズームレンズがついているので、
ソニーで言うとRX100M6相当になりますね。
本体仕様/TCP1.03a | |
---|---|
センサー | 1型高感度MOS(CMOS) |
画素数 | 2010画素 |
映像エンジン | ヴィーナスエンジン(4CPU) |
液晶 | 3型タッチパネルTFT液晶 (124万ドット) |
フォーカス | AF(コントラスト検出方式) |
ISO感度 | 125-12800 拡張:80-25600 |
レンズ仕様 | |
---|---|
レンズ銘 | LEICA DC VARIO-ELMAR |
焦点距離 | 8.8-132mm |
35mm換算 | 24−360mm |
絞り | F3.3-6.4 |
ズーム倍率 | 15倍 |
最短撮影距離 | 3cm |
手ぶれ補正 | 光学式 |
基本仕様 | |
---|---|
使用メディア | SD/SDHC/SDXC |
使用電源 | DMW-BLG10 |
動画撮影 | ○ |
動画性能 | 4K/30p クロップ |
ファイル形式 | MP4/AVCHD |
音声記録 | ○ |
顔認識 | ○ |
Wi-Fi | ○ |
GPS | x |
防水 | x |
防塵 | x |
備考 | 電子式ファインダー搭載 |
明るくないレンズでございますが、
見るからに魅力的で便利なスペックでございます。


充電はMicroUSBにて行います。
▶デザイン・メカ・インターフェイス

赤いラインが正直言ってニコンっぽさを感じます。
材質は非常にこだわっているようでございまして、
ライカのMシリーズやフジのX-Pro1と同じような素材感でございます。
総金属というのは今の時代珍しいですが、
グリップが持ちやすい分ゴムなのでちょっとその質感が分かりづらいところではございます。
とはいえ、薄型で高倍率ということを考えると、
それを捨ててもグリップをつける意義は大ありだと思います。
上部のオレンジ色の焦点距離表示などは、LUMIXというよりもライカチック。
この状態でもC-LUXとして通用します。
今時のカメラとしてはチルト液晶でないところが辛いところですが、
まぁ、シンプルでいいと思いますね。
非常に軽いですし。



だだ、埋め込み式のポップアップストロボはついております。






しかし、かなりきついです。

三脚穴は金属です。



雨の撮影やチリが心配です。




嘘みたいに繰り出します。
▶機能・仕様
LUMIXのアイデンティティーであるレバー式の電源は分かりやすく、
レンズが繰り出しただけで撮影が可能。
だいたい4秒もあれば撮影可能になるため、
この手のカメラにしては十分早いです。
液晶も非常に見やすく、気持ちいいです。
タッチパネルも手でしか反応しないため、
首からぶら下げている間に色々操作されているということも少なくいいですが、
初期設定でのデフォルトではかなり細かい操作が必要となるUIになっていたり、
この手のカメラ同様、前リングは触れただけで動いてしまう。
そこをオフにして後ろのダイアルだけ活かすような設定に、
後ろを露出補正にしておくと優先モードやマニュアルでは数値をどうやって変更したらいいのか分からなくなるなど、
操作には慣れが必要です。
もっとも、1インチセンサー故にどちらかというとオートでサクサク撮るという方が楽しくはありますが。
バッテリーは持つ方ではありますが、
長時間の撮影では予備はほしいです。
そして給電の際はUSBケーブルを選びます。
できるだけフラットなタイプでないと干渉する上に端子がきついので、
接触不良が心配なので充電器は予備で買っておいた方が無難です。
電子ファインダーがついているのはありがたいですが、
広くはあるものの暗く、
あまり見やすいものではありません。
ついていて安心というところでしょうか。
そして気になったのが、
1枚程度しか撮影してないのに電源を切る際に長く待たされることがある事。
高速なメモリーカードを使用してもなることから、
本体側の要因のようです。
レンズが出っ張りっぱなしなのが辛いところでございますが、
電源レバーをOFFにしていても、
「書き込み中」と出ている間はONにすると撮影に復帰できるのがとてもいいです。




































































▶使ってみて
AFは早く、とても快適でございます。
シャッタースピード下限設定が設定できるのもモダンでとてもいいですが、
iAモードでは反映されません。
プログラムオートでは絞り開放付近で撮らせようとするのに対し、
iAでは絞り込んで撮らせるような挙動が多いので、
明確にモードの役割が異なるようです。
ピントが合ってからのレリーズタイムラグが何故か長めで、
AF-Sの状態でもシャッターが落ちない事があるなどストレスがありましたが、
「シャッター半押しレリーズ」設定にすると全く別物の快適なカメラに大変身します。
正確なAFと、センサーの割に寄れるマクロはとても素晴らしく、
「楽」でございます。
手ぶれ補正は広角側で効き、
望遠域では案の定弱くなります。
そりゃ、360mmが手のひらサイズなのですからブレるのは当然ですが、
望遠域ではちょっと甘くなりますね。
そしてズーミングは遅めです。
1インチセンサー、
そしてこの画素数で高倍率ということを考えるとあまり画質は期待できないような気もしますが、
それをいい意味で全力で裏切ってくれるずば抜けた解像力がとてもいいです。
■まとめ
購入場所 | − |
価格 | −円 |
購入年 |
2020年 |
執筆日:2020/03/12
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