
▶デジタルカメラ
オリンパス
CAMEDIA FE-170
カメラを本気で始めだした頃に登場していた最廉価のシリーズでございます。
眼中になかったとも言えるエントリクラスのこのカメラを、
今更真面目に使ってみます。
▶購入の経緯

懐かしのFEシリーズ。
ある意味ではオリンパスの迷走期ともいえますな。
xDピクチャーカードを貫いていた時代。

2006年か・・・
デジカメを買うのに店員がつかまらない、
そこから買うまでレジを30分ぐらい待っていた時代だな。
バブルそのものの時代・・・

そして、
見分けがつかないFE兄弟
FEシリーズは数多く出ておりますが、
正直言って違いが分からないぐらいにております。
一応キャメディアシリーズではありますが。
▶スペック
OLYMPUS CAMEDIA FE-170は、
2006年09月に登場した600万画素のコンパクトデジタルカメラです。
オープン価格で登場当時の販売価格は2万円前後。
購入価格は300円。
FEシリーズでも初期のもののようでございます。
エントリークラス故に情報が殆どないのが悲しいところです。
同時期に登場した3兄弟の末っ子で、
先代モデルのFE-150の後継機という感じでしょうか。
FE-170というのもあったようですが、これに関しては本当に情報がないです。
本体仕様/TCP1.03a | |
---|---|
センサー | 1/2.5型CCD |
画素数 | 600画素 |
映像エンジン | TRUEPIC TURBO |
液晶 | 2.5型TFT液晶 (11万ドット) |
フォーカス | AF(コントラスト検出方式) |
ISO感度 | 64-320 |
レンズ仕様 | |
---|---|
レンズ銘 | OLYMPUS LENS |
焦点距離 | 6.3-18.9mm |
35mm換算 | 38-114mm |
絞り | F3.1-5.9 |
ズーム倍率 | 3倍 |
最短撮影距離 | 5cm |
手ぶれ補正 | – |
基本仕様 | |
---|---|
使用メディア | xDピクチャーカード |
使用電源 | 単3電池x2本 |
動画撮影 | ○ |
動画性能 | 640×480/30fps |
ファイル形式 | Motion JPEG |
音声記録 | ○ |
顔認識 | x |
Wi-Fi | x |
GPS | x |
防水 | x |
防塵 | x |
備考 |
単3電池対応で平凡スペックですね。
今となっては逆に使いやすいかもしれません。
広角域は当時のカメラはこんなもんでございます。
▶デザイン・メカ・インターフェイス

シンプルでかわいらしいボディです。
この手の単3電池カメラは各社から出ており、
似たような外装のカメラはありますが、
なんとなく流線型で当時のオリンパスライクなデザインになっております。
そしてこの手のカメラはシールが貼りっぱなしな事が多く、
例外なくきれい。ということはあまり使われなかったようですね。
徹底的なコストダウンから重量は非常に軽いですが、
電池を入れることによりずっしりします。
握りやすく、とてもバランスが取れたカメラです。

悪くない。


端子を引き抜くとたいていちぎれます。


海外では単3電池受けがよくかなり数を出していたようですが、
果たしてxDピクチャーカードは受け入れられていたのでしょうか。




撮影、プレビューボタンがついておりますが、
長押ししても電源は入りません。
▶機能・仕様
起動に4秒程度とそれなりに早いです。
この世代のカメラでございますので、
フルオート機と考えればわるくないですね。
液晶は荒いながらも外でも見やすく、
メニューUIは当時のオリンパス特有のグラフィカルで分かりづらいタイプですが、
そもそもあまり設定できるカメラではないので押すだけでございます。
バッテリーの持ちもよく、
ただ撮れればいいという割り切った考え方で使えば全然悪くないと思います。
ガイド機能は当時かなり売りにしておりまして、
読み応えがあります。
現代のガイド機能のように画面を見ながら選択するのではなく、
総当たりで撮りたい場面を探して選択するという事で本末転倒のような気もしますが。


























▶使ってみて
省電力の観点からかAFは遅く、
少し暗くなるとかなり時間がかかります。
レリーズタイムラグは早めなので、単純にピント合わせだけが遅い感じですね。
その分ピントの精度は悪くなく、
特にスーパーマクロは楽しい機能です。
画質はあまり良くなく、
特にワイド側の周辺部の流れと光量落ちはなかなか、今日では見られないですね。
中心部は当然良好なわけですが、
ボケレベルに解像しないので極力被写体は真ん中に置きたいところです。
望遠域は悪くないですね。
コントラストが低めで眠いですが、
これはこれで「味」があっていいですね。
とはいえ、気楽に撮影するのが楽しいカメラです。
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■まとめ
購入場所 | − |
価格 | −円 |
購入年 |
2020年 |
執筆日:2020/03/12
コメント
三洋委託シリーズなんでしょうね。ペンタックスとかユニデンも同じような三洋系の廉価機があいましたが
オリンパスのは割とカスタムされていてボタン配置もGUIも独自のものでした。
当時オリンパス最廉価は三洋系の単3電池、ちょっと上の廉価機は台湾PremierのOEMなリチウムイオン電池モデルという感じでしょう。
オリンパスは操作性は未だに上位も下位も統一性がありますからね。
その辺りの無駄なこだわりは嫌いじゃないですw
昔はどのメーカーもエントリーモデルは単三電池でしたね・・・
懐かしいです。
サイト全体でAmazonの埋め込みリンクが正常に動作していないようなので修正お願いします。
ご指摘ありがとうございます。
記事のamazon埋め込みリンクに関しまして、
全て手動で管理させていただいておりますので、
見つけ次第至急修正させていただきます。