▶フィルムカメラ
OLYMPUS
μ ZOOM 140 VF
意外と最近発売されたフィルムカメラ。
3.7倍ズームで高倍率ズームと言えた時代のオリンパスです。
▶購入の経緯
ハードオフの値段がつきっぱなしのカメラが発掘された。
540円だって、全然記憶にない・・・
もう年単位でハードオフ行ってないよな?
カメラ収集をやめたのにどんどん発掘されるって、
どんだけ無意識に買ってんだよ
2013年頃・・・
買ってるようです・・・
ごめん、全く記憶にない。
畑のように部屋からカメラが発掘されてきます。
このデザインのカメラはすごくCAMEDIAっぽいなーと思ったのですが、
よくよく考えれば源流はフィルムカメラであって・・・
脱線しましたが、
なぜ記憶に残らないかというと、
その頃のオリンパスのカメラってだいたい同じ形だったからでございますね。
▶スペック
OLYMPUS μ ZOOM 140 VFは、
2000年2月に発売されたフィルムカメラです。
購入価格は540円。
定価は69000円ということでだいぶいいお値段のするフィルムカメラでございます。
世代的には既にCAMEDIAはとっくに世に出ているどころか、
デジカメのシェアでオリンパスと富士フイルムが1位争いをしていた時代でございますね。
ヨドバシ・ドット・コムにも該当機種が載っているぐらい、
最近のカメラです(20年前ですが)
サラネが始まる2ヶ月前に発売されたカメラと考えれば、
非常に親近感がわきます。
使用フィルム | 35mm |
レンズ | OLYMPUS LENS 38-140mm F4-11 |
レンズ構成 | 8群10枚 |
絞り | 4-11 |
最短撮影距離 | 0.6m |
シャッタースピード | 4-1/400 |
電池 | CR123A |
AF | ○ |
自動巻き上げ | ○ |
パノラマ | ○ |
望遠域がやけに暗いですが、
この頃のフィルムカメラは望遠詐欺と言えるぐらい望遠側が非常に暗いレンズが多いです。
今となっては、なかなか信じがたいことではありますが、
35mmフルサイズをカバーできる小口径のズームレンズということだけで、
技術的にはそうだったのかもしれません。
ズーム倍率は3.7。
その当時としては驚異的に小型でございました。
▶デザイン・メカ・インターフェイス
見た目ほど重くなく、
重厚感は値段よりもなく。
という感じですが、よく作られておりますね。
気の利いたことはあまり出来ませんが、
それ故にだいぶシンプルでございます。
▶使ってみて(撮影)
何でしょう。
当時のデジカメを使っているようなもっさり感でございます。
起動・終了ともにとてももっさりですが、
ズーミングは高速です。
ストロボは自動的に点灯するスタイル。
当然、テレ端では光が届かなそうですが
一応ポップアップするので一応ケラれ対策はしているのでしょうか。
フィルムを入れていないと空シャッターを切ることが出来ない設計です。
フィルムの入れ忘れがないのでいいといえばいいですが、
その代わり動作確認は出来ません。
このクラスでございますので、
ISO感度設定は出来ずDXコード準拠になりますが、
ISO50未満のフィルム・DXコードなしフィルムは100に自動的にセットされます。
とりあえずDXコードがついているフィルムを使用するのがいいでしょう。
面白いのが、
シャッターを切った時に画面が暗くなる機能がついております。
シャッターが切れたかどうか教えてくれる機能で便利といえば便利ですが、
巻き上げ音があるのでさほど必要な機能には思えませんね。
フィルムカメラとしては完成の域に達しているので、
特に不満なく撮影が出来ました。
▶使ってみて(写り)
解像力はそこまで高くないですが、
色乗りもよく、近代的な写りでございますね。
逆光に弱く、望遠域での手持ちは高感度フィルム必須になり、
低感度フィルムですと晴れでもなかなかうまく撮れないですね。
というよりも、AFが弱いのかそもそもピントが合ってないような気がします。
個人的には、W端側であれば常用してもいいようなカメラでございました。
■まとめ
購入場所 | 埼玉県 |
価格 | 540円 |
購入年 | 2013年 |
執筆日:2019/11/22
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