交換レンズレビュー
小堀製作所
TEFNON 75-300mm F5.6 MACRO
コムラーなどとともに、
街のカメラ屋さんとかのショーウィンドウに並んでいるのをよく見る、
テフノンレンズでございます。
[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
TEFNON 75-300mm F5.6 MACROは、
1982年頃に発売されたペンタックスKマウントのレンズです。
当時の定価は27,000円
ちなみに、購入価格は1080円と非常に安価でございました。
テフノンレンズは小堀製作所という会社が製造していたレンズでございまして、
現在も大手メーカー用にOEMでレンズを製造している会社でございます。
海外向けですとKOBORONというブランドで販売されていたようです。
なお、当時としてもかなり破格なレンズでございまして、
その価格と性能から、だいぶ数が出たレンズだったようです。
なお、このレンズ、
今回紹介するレンズは直進式ですが、
マクロの倍率が1:3の繰り出し式のバージョンもありました。
販売元は丸敬産業
多く出回った割に情報がぜんぜんないですが、
テフノンレンズに関してはつい最近まで(10年程前)通信販売で購入できたようですが、
このレンズはその頃にはとっくに終売になっていたようです
なお、こちらのレンズは「スカーレットシリーズ」の一つだったようですね。
■カタログスペック
■仕様 vl1.1 | |
焦点距離 | 75-300mm |
開放F値 | F5.6 |
絞り羽根数 | 6枚 |
最短撮影距離 | 1.2m |
最大撮影倍率 | – |
レンズ構成 | 不明 |
フィルター経 | 58mm |
フルサイズ対応 | ○ |
超音波モーター | x |
手ぶれ補正 | x |
防塵防滴設計 | x |
フルタイムマニュアル | – |
重量(実測) | 711g |
ちょっと暗めなレンズではありますが、
価格を考えると悪くないですね。
■デザイン・メカ・インターフェイス

元々がキヤノン製レンズのOEM生産をしていた会社でございますので、
造りは非常にしっかりとしておりますね。
前述の通りズームは直進式でございますが、
インナーズームでございます。
そして、フォーカスは繰り出し式というのは世代ですね。
ズームもなめらかで、
ピントリングはなめらかで半回転でございますので、
動き物も割と合わせやすいです。
広角側となっております。

手前側が望遠、上に上げると広角となります。
絞りは変動しないので、
素晴らしいですね。







いいじゃないですか。








画質・撮影
なかなかおもしろいレンズですね。
まず、絞り開放ですとかなり甘々でございますので、
2絞り程しないとシャキッとしないですね。
パープルフリンジがガッツリ出るのは仕方がないところですね。
なお、この世代のレンズの割には色乗りは悪くなく、
使おうと思えば現在でも使えるレンズでございますね。
そして、マクロ機能については、
倍率はちょっと物足りないですが、
かなり化けるレンズでございます。
非常にシャープで、コントラストも高くなりますね。
もうちょっと寄れればいいのですが、
EVFで撮影する際、拡大しながらピントを合わせようとすると、
像が結構シャープで驚きました。
画像
作例はα7IIとK&Fのマウントアダプタで撮影しております。


F5.6/75mm側
F11/75mm側
F5.6/300mm側
F11mm側
マクロモード
マクロモード
マクロモード
コメント