デジカメレビュー
ニコン
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Nikon Zマウント
Nikon Z7とセットで購入した小三元のレンズでございます。
スペック的にちょっと物足りないレンズでございますし、
それ故に結構叩かれたレンズでございますが、
実はその実力は凄まじいものでした。

[warning]※今シリーズの内容は個人的な見解でございます。[/warning]
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、
2018年09月に発売されたNikon Zマウント用のレンズです。
家電量販店の販売価格は132,300円でございます。
まずセットで買うレンズでございますが、
同じようなスペックのVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Zと同じような価格でございますね。

■カタログスペック
■仕様 vl1.1 | |
焦点距離 | 24-70mm |
35mm換算値 | – |
開放F値 | F4 |
絞り羽根数 | 7枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 0.3m(ズーム全域) |
最大撮影倍率 | 0.3倍(ズーム全域) |
レンズ構成 | 11群14枚 |
フィルター経 | 72mm |
フルサイズ対応 | ○ |
超音波モーター | ○(ステッピングモーター) |
手ぶれ補正 | x |
防塵防滴設計 | x |
フルタイムマニュアル | x |
特に記載はないですが、
しっかりとナノクリスタルコートも施されております。
■デザイン・メカ・インターフェイス

極端にシンプルなデザインでございます。
最近のレンズは、パット見にタムロンなのかシグマなのかソニーなのかニコンなのか、
本当にわからない無個性なデザインでございますね。
ニコンとしても、VRのロゴやナノクリのプレート、金色のリングなど、
装飾が派手すぎると思っていたそうで、
このようなデザインになったようです。
まぁ、スペックで欲張っていない分、
常識的な大きさと重さに収まっております。
軽めで小さいですね。

NIKKOR Sというロゴが入っております。
Nikon Sシリーズがあるので紛らわしいといえばそうですが。
なお、このプレート、
簡単に傷がつかないようにコーティングされております。
ニコンらしいこだわりですね。



最低限の情報しか書いてありません。








レンズは繰り出し式でございます。
そのあたりが賛否両論だとは思いますが、
特にレバーがあるわけでもないです。
繰り出し部分は固めに設定されており、
簡単には戻らないように出来ております。
基本的に、撮影時は繰り出した状態にしておいたほうがストレスはないでしょう。


■画質・撮影
AFは高速でございます。
そして、本当に動いているのか?
と不安になるぐらい、音が静かで動いている気配がないです。
距離指標がついていないというのもありますけどね。
見た目に反し、
画質はものすごく、
というか、凄まじくいいです。
歪みが極めて少なく、
ズーム全域でカリッカリでございます。
開放付近でも周辺画質もよく、
最先端のレンズという感じでございますね。
確かに、あまり寄れるわけではないですが、
Z7の場合はトリミングしても全く問題なく耐えられる性能を持っているので、
あまり気になりません。
正直、4500万画素でも全く余裕でございますので、
今後、高画素センサーが積まれた場合も安心して使えるレンズだと思います。
Fマウントの制約がなくなったということで、
ニコンの技術力が余すことなく発揮できたという感じのレンズでございました。
ただ、一つ気になることがありまして、
ちょっと絞り込んだ状態で太陽が入るような構図を取ると、
カラフルなフレアが出ます。
下記画像参照。これが猛烈に気になりますね。
画像
作例は全てNikon Z7 で撮影しております。






フレアの例
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