購入価格は480円。
当時の価格は69800円前後だそうです。
上記で説明しました通り、パナソニック初のデジタルカメラでして、
これから現在のLUMIXへと進化していったワケですね。
そして、Powershot350でも触れましたが、
この機種はコニカ、キャノンへのOEMとして世にでまして、
その3機種を当時は「CARDSHOT3兄弟」などと言っていたようです。
スペック面については全く同じですが、
違いはあるのかどうか、気になります。
・カタログスペック
1/3型の35万画素CCD素子。
レンズは単焦点で、F2.8の43mm。
液晶1.8型、マクロは3cm、メディアはCFカード、駆動は単三乾電池3本です。
まぁ、同じですよね。
そういえば、CFは16MBまでしか認識しませんでした。
・購入時の状態
付属品:本体のみ
状態 :良好
機能 :やや不具合あり
台数 :1台
以下、Powershot350との比較
・デザイン・メカ・インターフェイス
表面の突起など、微妙に違いはありますが、
基本的に大きな違いはありません。
全面にあるCFのホログラムなんかは力が入っていていいと思いますね。
まだ、SDカードが出る前の事ですので、パナソニックはCFに結構力が入っていたことが伺えます。
レンズ周りの装飾が違うことに気づきますが、
重要なところはそこだけではありません。
というか、最大の違い。
それは、本体に記載されている文字が日本語なのです。
それも、ボタン類だけでなく、
液晶裏の品番表示も、
電池蓋を開けたところの電池を入れる際の注意事項も。
逆に、何故キャノンは全部わかりづらい英語表記にしているのかというところでもありますがw
個人的に、この配慮は大変ありがたいです。
ホワイトバランスなんかは書き切れないからか、「白バランス」になっていたりと、
結構面白いです。
それ以外はおなじということで、
相変わらず電池は入れづらいですね。
・機能・仕様
詳しいところはPowershot350を見ていただくとして、
今持っているこの機種、
ちょっと高周波音がします。
要は、キーンってやつです。
コンデンサかインバーターが死にかけているのかもしれません。
古い電子機器ではよくある事ですけどねw
・画質・撮影
●画質
画質に関して、
Powershot350と比べて、明らかに差異があります。
味付けの違いだと思われますが、
こちらはノイズリダクションというか、画像補正をあまりしていないのか、
あっさりとしてますね。
それでいて、解像感があるので、個人的にはPowershot350よりも好きです。
30万画素機も捨てたもんじゃないですね。
余談ですが、「家電メーカーだから?」という理由でパナソニック製のカメラについて否定的な考えをお持ちの方が多いですが、
実は、パナソニックはフィルムカメラ時代から結構カメラを作っています。
ラジオとカメラをくっつけたラジカメなんて製品も作ってるぐらいですしw
又、戦後まもなくストロボの生産をしているウエスト電気(現:パナソニック・フォト・ライティング)もありますし、
実は古くからライカレンズを下請けで作っていたなんて話もあったりです。
というわけで、とにかくこのカメラは素晴らしいと思いますw
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
拡大・元データ
空がちゃんと残っています。
拡大・元データ
マクロ。
その他の写真はこちらにございます。
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